...」かたりと云う音の聞えたと思うと...
芥川龍之介 「少年」
...御道中いささかたりとも御懸念はござりませぬ...
泉鏡花 「婦系図」
...劈頭(へきとう)の犠牲者法医学界の一権威宗像隆一郎(むなかたりゅういちろう)博士が...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...ながく皇后のお徳をかたりつたえる印(しるし)にしておりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...大かたり者の陳和卿に対してもいささかもお怒りなさらず...
太宰治 「右大臣実朝」
...また嘘つきのかたりではないかと疑ぐってみたりしたことがあった...
寺田寅彦 「雑記帳より(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...卓子の上にかたりと置きました...
豊島与志雄 「水甕」
...いひつがひかたりつがひて...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...」と新聞記者にかたり...
蜷川新 「天皇」
...ひと頃江戸を荒らし廻った十二支組、元は弱い者いじめをする悪侍やならず者を懲(こ)らすつもりで、十二人の仲間が、銘々の干支(えと)に因(ちな)んで、身体に十二支を一つずつ文身(ほりもの)したんだが、だんだん仲間に悪い奴が出来て、強請(ゆすり)、かたり、夜盗、家尻切(やじりきり)から、人殺しまでするようになり、十二人別れ別れになってしまったという話はお前も聞いているはずだ」平次が案外シンミリ話し出したので、「ヘエ――、二三年前に、そんな噂(うわさ)がありましたね」ガラッ八も引入れられて、真面目に受け答えをします...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...第十五巻「借金出入」「かたり并盗賊」「異国船」などに終っている...
穂積陳重 「法窓夜話」
...鶴はいつも人にかたりました...
槇村浩 「鶴と鶯」
...都座の番附には両優顔競べといふかたりありて...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...そこらに大声挙げて何か正実な言葉をかたりたい気がした...
室生犀星 「みずうみ」
...秋水のかたり物に劣らぬのは...
森鴎外 「余興」
...ところがつかまった垣根がかたりと向うへ倒れた...
山本周五郎 「半之助祝言」
...得々然(とくとくぜん)とかたり出した...
吉川英治 「神州天馬侠」
...もとよりその一端のみをかたり...
吉川英治 「新書太閤記」
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