...働いて一ポンドの金をかせぐよりは...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...浮気な蝶も色かせぐ...
泉鏡花 「薄紅梅」
...『おそくまで よく かせぐ...
岩野泡鳴 「札幌の印象」
...それを出しぬいてこの女の子が一番かせぐらしい...
上村松園 「余齢初旅」
...生計をかせぐのに...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...というより生活費をかせぐため...
高見順 「いやな感じ」
...そのうつし代(だい)をかせぐわけです...
高山毅 「福沢諭吉」
...私のこれから撃つべき相手の者たちの大半は、たとえばパリイに二十年前に留学し、或いは母ひとり子ひとり、家計のために、いまはフランス文学大受け、孝行息子、かせぐ夫、それだけのことで、やたらと仏人の名前を書き連ねて以て、所謂(いわゆる)「文化人」の花形と、ご当人は、まさか、そう思ってもいないだろうが、世の馬鹿者が、それを昔の戦陣訓の作者みたいに迎えているらしい気配に、「便乗」している者たちである...
太宰治 「如是我聞」
...ものすごい空巣をかせぐ...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...料理店でも行ってかせぐかな...
林芙美子 「新版 放浪記」
...私は男の下宿代をかせぐために...
林芙美子 「新版 放浪記」
...料理店でも行ってかせぐかな...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...どうしてこんな妹がかせぐことができるだろうか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...やはり芸人(げいにん)でやっていくつもりかい」「でもほかにすることがありませんから」「旅でかせぐのはつらいだろう」「だってうちがありませんから」「それはそうだろうが...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...象は朝からかせぐのだ...
宮沢賢治 「オツベルと象」
...だれだってじぶんでかせぐんだよ...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「灰かぶり」
...時をかせぐを目的としていた正成の計(はか)りは...
吉川英治 「私本太平記」
...時をかせぐのが主目的であったのである...
吉川英治 「私本太平記」
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