...私はひたむきにぬかずく...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...幼い児と並んで生々しい土饅頭(どまんじゅう)の前にぬかずく淋しい後姿を見出す...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...その前にひれ伏してぬかずくこと以上の...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「親愛なる客」を迎える喜びをあかずくり返し...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...大きい島田を重々しく敷居にぬかずくのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...その前にぬかずくと...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...眉の濃い目のパチリとした派手やかな顔のこの貴婦人は夜目にも白牡丹の花束のような厚化粧で金ぴかずくめの西洋服に...
正岡容 「圓朝花火」
...朝 園を見まわり身体を浄め心 裸身で大理石の 祭壇に ぬかずく...
宮本百合子 「五月の空」
...文句なしに神社へぬかずく性情が顕われているんだ」「結論はどっちでもいい...
山本周五郎 「新潮記」
...廟前にぬかずくと...
吉川英治 「三国志」
...父母の墳(はか)にぬかずく以外には...
吉川英治 「三国志」
...「玄蕃(げんば)」「は」黄母衣の民谷玄蕃がそこへ来てぬかずくと...
吉川英治 「私本太平記」
...わかれた慈父(じふ)にめぐり会ったごとく大地にぬかずくもの...
吉川英治 「神州天馬侠」
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