...翠(みどり)かすむ筑波(つくば)の山も...
饗庭篁村 「隅田の春」
...やや燃えかすれたストーブの火をながめ入る...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...どうかすると袴(はかま)をはいた学校帰りの姿が...
犬養健 「朧夜」
...真実にして動かす可からず...
高木敏雄 「比較神話学」
...――醉つたふりなんかするな...
太宰治 「逆行」
...つゞきてこれを戰鬪の場(ば)より靜に退かす...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...死体の口元をかいだところ酸いにおいがかすかに認められ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...雲を霧(かすみ)に逃げた――といふだけしか解りません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...暮春の空に匂(にお)う霞(かすみ)のように...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...いつも形勢が既に定(さだま)って動かすべからずなって...
二葉亭四迷 「平凡」
...何といふこともなしに過ぎ去つた恋の思ひ出などに脳裏をかすめられたが...
牧野信一 「ピエル・フオン訪問記」
...または黙つてこらへて居るかする...
正岡子規 「墨汁一滴」
...サラ/\と微(かすか)な音を立てる……辛うじて心で聞取れるやうな寂(しづか)な響であツた...
三島霜川 「解剖室」
...旅商人「あすこに連れられて行くのは、もしかすると、C村の放火をしたと言ふ犯人では無えかな?」その言葉で、先づお若が、次にスミが旅商人を見詰める...
三好十郎 「おスミの持参金」
...べつになんでもないんだけど……この聞いときたいんだ……そうだね?治子 ……(かすかに...
三好十郎 「その人を知らず」
...かすめるやうにこの山の面にかゝつて行く...
吉江喬松 「山岳美觀」
...野田粕壁(かすかべ)地方へ所用でゆく人々...
吉川英治 「江戸三国志」
...そこらの樹(き)のしたに蓙(ござ)でもしいて一晩(ひとばん)明かすよりほかにしかたがない...
吉川英治 「神州天馬侠」
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