...熱のために口びるがかさかさになって...
有島武郎 「或る女」
...見たけりゃね」眼がかさかさに乾いて行くような感じで...
梅崎春生 「狂い凧」
...かさかさに乾いた黄色っぽい顔面とが不釣合に見えた...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...そのかさかさした葉でほほ笑み...
薄田泣菫 「独楽園」
...そうして白絹の上をかさかさと小さい音をたてて歩き廻り...
太宰治 「父」
...何かかさかさとやっていたが...
田中貢太郎 「地獄の使」
...一面に散り敷く落葉の上をかさかさ音を立てながら行った...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...かさかさした顔に寝白粉を塗って...
徳田秋声 「足迹」
...かさかさと音がしました...
豊島与志雄 「椎の木」
...彼はかわききったかさかさの唇(くちびる)に接吻(せっぷん)し...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...觸つてみるとよごれた皮膚がまるで乾干びた木の葉のやうにかさかさしてゐた...
南部修太郎 「病院の窓」
...房枝の水仕事にかさかさに成った両手を見るに及んで...
西尾正 「陳情書」
...咽喉(のど)がかさかさして...
本庄陸男 「石狩川」
...風に吹かれてかさかさと喚(わめ)いている...
本庄陸男 「石狩川」
...かさかさして眼に痛いの...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...かさかさとして硬い感がした...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...鼻の穴はかさかさ...
吉川英治 「随筆 新平家」
...かさかさして閉口(へいこう)でござる...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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