...かけ替えのない人を...
泉鏡花 「婦系図」
...かくて、二人はえりどりに、甲馬から乙駒、乙駒から丙丁へと、のり替え、かけ替え、その終日を、馬と共に遊び興じて、ついに帰ることを忘るるほどの興味に駆(か)られて、事ここに至ったのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分としてかけ替えがないからな...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう一つ仙台家に――特に天下に全くかけ替えのない王羲之(おうぎし)があるそうですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...このかけ替えられた軸物を...
中里介山 「大菩薩峠」
...明日(あした)から襟飾りなどをかけ替えたところが下らない事だと思い直すと...
夏目漱石 「門」
...かけ替えのない写真を盗まれたことは...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...おれにとってはかけ替えのない友を斬らせた...
山本周五郎 「失蝶記」
...かけ替えのないたった一人の人にそっくりだったからです」彼の声は濡れてゆくようだった...
山本周五郎 「半之助祝言」
...右の肩へとかけ替えながら云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...君は僕にとっちゃかけ替えのない人だ...
横光利一 「旅愁」
...かけ替えもない大事なお体...
吉川英治 「私本太平記」
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