...かぎりない人間のしあわせをもらうことができるのです...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「人魚の姫」
...この見るかぎり裸女で埋まっている森林ができ上がるはずはない...
江戸川乱歩 「影男」
...うきことのなほこのうへにつもれかしかぎりあるみのちからためさん...
小穴隆一 「二つの繪」
...夜中俄に畳(たゝみ)をとりのけ桶鉢(をけはち)のるゐあるかぎりをならべて漏(もり)をうくる...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...ゆうべにかぎって深いため息をなさいました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...かくてわたしは食物が関するかぎりではすべて商売や交換を避けることができたし...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...此頃は大変お見かぎりで御座いましたねヱ」お神はにこ/\笑ひながら「お松や...
田澤稲舟 「五大堂」
...たとい幾ら泥水稼業(どろみずかぎょう)の女にしても...
近松秋江 「狂乱」
...内隠しの中の時計をかぎつける...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あの夜をかぎりもう行かないつもりで...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...さいぜんからあらんかぎりの暴言を吐くのみならず...
中里介山 「大菩薩峠」
...人間は生ているかぎり――わけても女性は感情に支配されやすい...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...できるかぎり厳しく抑えつけることが...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...船を何かかぎのようなものにつなぐと...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...両手の指を鉤(かぎ)のように曲げ...
山本周五郎 「青べか物語」
...辞書編纂(じしょへんさん)のため常に出入りするので二官が特に預かっている切支丹屋敷の土蔵の鍵(かぎ)...
吉川英治 「江戸三国志」
...ひとり筑前と柴田殿との間にかぎったものではない...
吉川英治 「新書太閤記」
...今夜にかぎって、灯をともすなとは、どういう仔細(しさい)か」「てまえどもには、分りません」「御城代は」「きのうから、お風邪気(かぜけ)だそうで、引(ひ)き籠(こも)っておられるとか、伺いましたが」「ふウむ...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??