...どこかの案山子(かかし)が玉蜀黍(とうもろこし)の畑から逃げだしてきたのかとまちがえるかもしれない...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...案山子(かかし)も鎧武者(よろひむしや)になつてしまふ...
芥川龍之介 「好色」
...摩訶伽葉(まかかしょう)は笑ったではないか?」その時はわたしもいつのまにか...
芥川龍之介 「俊寛」
...機関仕掛(からくりじかけ)の案山子(かかし)のやうに彼方此方(あちこち)に動いてゐた...
石川啄木 「道」
...つまり賊は仮面と衣裳とで案山子(かかし)を拵らえ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...一札(いっさつ)をかかしたじゃないの...
田中貢太郎 「春心」
...案山子(かかし)は古い...
谷譲次 「踊る地平線」
...この界隈の痩せこけた案山子(かかし)たち★が...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...恥をかかしたくらいなのだから...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...鳴子(なるこ)や案山子(かかし)の立っている辺(あたり)から折々ぱっと小鳥の飛立つごとに...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...わななく案山子(かかし)のように...
野村胡堂 「胡堂百話」
...案山子(かかし)の弓ほどの役にも立つものか」「師匠...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...前髪に源内櫛を挿した等身大の案山子(かかし)が...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...ピーターの うわぎと くつが かかしのところに あるのが はっきりと わかって...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter おおくぼゆう やく 「ばにばにベンジャミンのはなし」
...麻畑の案山子(かかし)くらいにしか考えません...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...風に打たれた案山子(かかし)のように陀雲の体は横に仆(たお)れていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...嵐の日に瘠(や)せた案山子(かかし)が吹きまくられるように...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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若山牧水 「樹木とその葉」
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