...王子が人魚のひいさまを腕にかかえて...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...極度に空いた腹をかかえ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...周囲(まわり)三抱(みかかえ)の分...
泉鏡花 「海神別荘」
...――」「あっはっはっはっ」とリット少将はなおも腹をかかえて笑いつづけたが...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...グッタリとなった明智探偵のからだをかかえ...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...博士は、少年たちのうちで、いちばんよわそうなひとりを、いきなり、うしろから、だきかかえると、少年の首に、腕をまきつけて、のどをしめました...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...ばあやんは草取り籠をかかえ...
壺井栄 「大根の葉」
...坪井はそれを抱きかかえて...
豊島与志雄 「常識」
...嘴(くちばし)の赤くて長い・大きな白い奴を一羽抱きかかえた時はさすがに少し暴れられてつっ突かれはしたが...
中島敦 「環礁」
...首をかかえて嘆くばかり...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...子牛をその生れ落ちから撫でたりかかえたりすることを覚え...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...反耶は頭をかかえて倒れながら宿禰を呼んだ...
横光利一 「日輪」
...史料をかかえては...
吉川英治 「小説のタネ」
...竹童をひっかかえて岩頭(がんとう)にたち...
吉川英治 「神州天馬侠」
...金蓮の首をかかえて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「おっ! ……」愕(がく)とした兄の手が尋有の背をつよくかかえた...
吉川英治 「親鸞」
...かかえる手もかかえられる手も氷のようだった...
吉川英治 「親鸞」
...膝をかかえていたが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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