...第二十會場あたりからあとは相當お骨が折れて頭から湯氣を出されることと思ふ...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...誰のだか分らないお骨(こつ)の入った棺を...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...まるでそれがご自分の肉親のお骨でもあるかのように実になつかしげに撫(な)でまわしながら...
太宰治 「惜別」
...そして「せっかくあなたもお骨折り下さいましたのにまことに残念でございました」と私に淑(しと)やかな笑顔を向けた...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...危くお骨にされるところだったんだね」私は勿論...
外村繁 「澪標」
...詰らない掛り合ひからお骨折りをしなければならぬやうなことになつてゐるのです...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...「せめて先生方のお骨にでも会いたくて」といいかけ...
永井隆 「長崎の鐘」
...夜はお骨拾ひに行けるでせう」と一人の年寄は満足さうに呟いた...
原民喜 「小さな村」
...たいしてお骨折りはかけませんし...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...眼に見えぬ御両所の秘潜(ひせん)のお骨折があればこそ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...追々生肉を好まぬようになったが今なお骨を拾うて歯を磨(と)ぐ...
南方熊楠 「十二支考」
...お骨は俺がこうやって貰って帰ってきた……お豊さん...
三好十郎 「樹氷」
...最初いろいろとお骨を折ってくださいましたあなたの御恩が思われます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「その処理にはなかなかお骨が折れたろう」とか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...お骨休めにもなればと存じまして...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...人いちばい根が御丈夫なお骨ぐみ...
吉川英治 「私本太平記」
...焼き場から持ち帰っておいたお骨(こつ)の一片を包んだ物とを懐中(ふところ)に...
吉川英治 「新・水滸伝」
...兄のお骨の一片と...
吉川英治 「新・水滸伝」
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