...お骨折り願って……いかがでしょう? こちらにもちょっと見当をつけてるところはありますが...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...そして「せっかくあなたもお骨折り下さいましたのにまことに残念でございました」と私に淑(しと)やかな笑顔を向けた...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...「いろいろお骨折り有難うぞんじます」と...
近松秋江 「霜凍る宵」
...詰らない掛り合ひからお骨折りをしなければならぬやうなことになつてゐるのです...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...「せめて先生方のお骨にでも会いたくて」といいかけ...
永井隆 「長崎の鐘」
...とんだお骨折で」次の間から顔を出したのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...随分お骨折なされたにもかかわらず...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...たいしてお骨折りはかけませんし...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...村上さんのお骨を入れた骨壺を...
久生十蘭 「手紙」
...吉田先生や伊藤先生が大変お骨折り下さつて...
平山千代子 「転校」
...火葬場からアヤのお骨をひろってかえって来た...
「小祝の一家」
...お骨は俺がこうやって貰って帰ってきた……お豊さん...
三好十郎 「樹氷」
...「白いお骨の壺が三つならんでいたので...
室生犀星 「童子」
...「仏のお骨はどうするんだ」「このままですよ」と茂次が答えた...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...「折角のお骨折りでしたがね...
夢野久作 「少女地獄」
...なお骨ぶしの程を示して...
吉川英治 「新書太閤記」
...焼き場から持ち帰っておいたお骨(こつ)の一片を包んだ物とを懐中(ふところ)に...
吉川英治 「新・水滸伝」
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