...わたしがお馴染になつた少年達がバンタム...
アーヴィング 高垣松雄訳 「驛傳馬車」
...みなさんお馴染(なじみ)の探偵小説家戸浪三四郎が乗り合わせていた...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...大分お馴染みも出来...
大隈重信 「我輩は何故いつまでもすべてに於て衰えぬか」
...西洋の本ではお馴染の...
大杉栄 「獄中消息」
...それにようやくまずこれならと思うお馴染ができかかっていたところなのだ...
大杉栄 「日本脱出記」
...ちょうどその時お馴染(なじみ)の小女が向うから来てお辞儀をした...
徳田秋声 「仮装人物」
...葉子がいつの間にかお馴染(なじみ)になっているおでんやだの...
徳田秋声 「仮装人物」
...最前(さいぜん)お馴染みでよく分かった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...桃牛舎南玉一世一代、此世の名残、長講二席、多年の、お馴染甲斐で、きっと、引っかかって来やがるだろう、かかって来たなら、しめ子の兎、一人頭に、二三十文ずつ、絞り上げても、路銀の足しになると――恐れ入ったる智慧袋、呆れ返った無心沙汰――」南玉は、こう云って「香奠(こうでん)をやると、思(おぼ)しめして――」と、いうと、高座から、前へ、ひらりと、飛び降りた...
直木三十五 「南国太平記」
...あの中(なか)に誰かお馴染(なじみ)があるんでしょう...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...やはりこれはお馴染(なじみ)の甲州入りをするものだろうと見ていると...
中里介山 「大菩薩峠」
...お馴染の紙屑買いののろまの清次は相変らずだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...お馴染の八五郎でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お馴染錢形平次の...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...すでに毎度お馴染の夕陽新聞記者古市加十...
久生十蘭 「魔都」
...その頃からこの石とはお馴染である...
平山千代子 「石」
...お店はお馴染みだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...さうして彼には學校時代からお馴染の三田通りの福島屋といふ惚れ込んだ本屋があつて...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
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