...その日私に出されたお饅頭が他の人の半分になってる...
上村松園 「昔のことなど」
...お饅頭つくって茅ちゃんに食べさせたわねえ...
永井隆 「長崎の鐘」
...フォーアふかしたてのお饅頭(まんじゅう)...
中里介山 「大菩薩峠」
...マドロスは料理場から金椎(キンツイ)が得意の腕を振(ふる)ってこしらえた大きな真白いお饅頭(まんじゅう)を五つばかり貰って...
中里介山 「大菩薩峠」
...ふっくりしたお饅頭を二つに割って...
中里介山 「大菩薩峠」
...おいしいお饅頭を食べるなんて罪だぜ」遠慮なく大きな声をして...
中里介山 「大菩薩峠」
...マドロス君とお嬢さんとが旨そうにお饅頭(まんじゅう)を食べていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうしてお饅頭を半分お食べな……と言いましたけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...せっかく金椎さんが丹精して皆さんに旨(うま)く食べさせようとしてこしらえたお料理やお饅頭を...
中里介山 「大菩薩峠」
...早くもその即興の出鱈目(でたらめ)歌が聞えます――お饅頭をこしらえる人とそれを盗む人せっかく...
中里介山 「大菩薩峠」
...お饅頭にしな」と言って...
中里介山 「大菩薩峠」
...お饅頭の方がよかつた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...それに載せたおいしさうな小さな丸いお饅頭(まんぢゆう)を食べるやうに親切にすゝめられた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...「びつくりした! お饅頭(まんぢゆう)かと思つたら...
槇本楠郎 「かぶと虫」
...また牛肉の生をこうしてお饅頭にしても結構ですよ」妻君「それは調法ですね...
村井弦斎 「食道楽」
...お母さんがそういったわ」「お饅頭? ほんとうのアンコの?」「そうよ...
山川方夫 「夏の葬列」
...米屋のお饅頭(まんじゅう)も……」なにを云いだすのかと思ったが...
山本周五郎 「つばくろ」
...蒸籠(せいろう)のお饅頭(まんじゅう)がまだ幾つも売れ残っているじゃないの」「だって...
吉川英治 「新・水滸伝」
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