...そのずつと前からもお頭のお禿げ工合ひなどで...
太宰治 「右大臣実朝」
...なお頭が痛みつづけてはいたが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...怖(こわ)いお役人様のお頭(かしら)であろうと思って来たのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...少々お頭(つむ)の良くないガラッ八には...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おぢいさんは寂しさうにその禿(は)げたお頭(つむ)をつるりと撫(な)でまはしました...
宮原晃一郎 「拾うた冠」
...とにかくお頭という意味で家のお頭に差上げるのでしょう...
宮本百合子 「幸福の建設」
...「お頭、やっと引ッからめて参りました」とそこへ春日新九郎と戸川志摩の縄尻を持たせてついて来た洞門の権右衛門が、「坐れッ」と二人を雨龍の正面に引き据えて、自分も傍へうずくまった...
吉川英治 「剣難女難」
...その六部の縄を解いてやれ」「お頭...
吉川英治 「剣難女難」
...現在恩のあるお方が殺されるのは見ちゃあいられませんからね……それよりまあお頭領は...
吉川英治 「剣難女難」
...二翌る日はなお頭痛を訴えてやまない曹操であった...
吉川英治 「三国志」
...お頭(かしら)が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...とくにお頭領よりこの又八に...
吉川英治 「神州天馬侠」
...お頭領、こいつア、いったいどうしたわけなんで……」手下どもは、わいわいそこへ寄ってきて、ただふしんにたえぬという面(おも)もち...
吉川英治 「神州天馬侠」
...急がずともよい、みっしり工夫を積んで、つくり出したら、いくらでもつくれるよう、他日の備えに間に合えば――」そこへまた、さっきの取次が、「お頭様」と、小道の露に身を屈(かが)めて、彼の足を促(うなが)しに来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...牢屋のお頭(かしら)」「てめえ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...忍びやかに入ってきた深編笠(ふかあみがさ)の侍とのしお頭巾の若い女...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その嚢をお頭の手へ移した...
吉川英治 「人間山水図巻」
...かようなお頭巾(ずきん)がよかろうと思って縫ってみました...
吉川英治 「宮本武蔵」
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