...「お頭(かしら)にけがをさすな...
芥川龍之介 「偸盗」
...お頭は禿げて居られるし...
太宰治 「右大臣実朝」
...左衛門尉さまも白髪のお頭を振つて訥々と当時の有様を言上し...
太宰治 「右大臣実朝」
...私はあなたのお頭髪(つむ)をお洗いしたことが御座いますのよ...
辰野九紫 「青バスの女」
...それもまだお頭髪に手入れしなくても宜しい位なのに...
辰野九紫 「青バスの女」
...ごましお頭をした馬鹿げた男だったが...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...怖(こわ)いお役人様のお頭(かしら)であろうと思って来たのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...お頭(かしら)つきで祝えるよ...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...真上からあなたのお頭(つむ)を拝見すると...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...お頭(つむり)がお病みなされてまいりましたか?」「いえ――少し上気(のぼせ)たようですけど...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「お頭痛(づつう)は」と僧(そう)が問(と)うた...
森鴎外 「寒山拾得」
...そりゃどうした訳だ」「いつかお頭領にも話したことがあるじゃございませんか――去年舞鶴へ行った時に...
吉川英治 「剣難女難」
...「ねえお頭領(かしら)え...
吉川英治 「剣難女難」
...二人共素ッ首を抜いてやるから覚悟しろ!」「あれッお頭領(かしら)...
吉川英治 「剣難女難」
...帆綱(ほづな)をひけ!大金(おおがね)もうけだ」「お頭領(かしら)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...急がずともよい、みっしり工夫を積んで、つくり出したら、いくらでもつくれるよう、他日の備えに間に合えば――」そこへまた、さっきの取次が、「お頭様」と、小道の露に身を屈(かが)めて、彼の足を促(うなが)しに来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...お頭(かしら)があぶないッ」誰かが叫ぶ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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