...新たに毒瓦斯発明官に任じました燻精を一週間だけお預けいたしますから...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...犬を飽くまで写実で行つて、伏姫の膝に鼻面を擦りつけたり、チン/\もすれば、お預けもする、といふ大変物騒な事に成つて来た...
江見水蔭 「硯友社と文士劇」
...遺骨をお預けしておいたのでございます」「納骨堂へは先日私も御参りしましたのでよく存じて居ります」と云うと久子さんは丁寧におじぎして...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...いつも預り場(クローク)へお預けにならず...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...………お預け/\」などゝ三人は勝手な藝をやらせられた揚句...
谷崎潤一郎 「少年」
...手嚴しいお預けを喰はせましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...このお預けは骨身にこたへますよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お預けしやしょう...
三好十郎 「斬られの仙太」
...お預けしやしょう...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...お母様の代わりとして私へお預けくださいませんでしょうか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あなたも優しい人だから安心してお預けすることができるのです」などと源氏が言った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「今あっちの座敷で弁当を上がっていなすった依田先生が もう怪談はお預けにして置いて帰ると云われたので...
森鴎外 「百物語」
...しかもお預けをくいっ放しで...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...伊達千代松さまへお預けときまったときはぜひお側にと願ったのですけれど...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...これはそのお預け人受取(うけとり)の四藩の人数なのだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...お預けの身になって...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...挙げてお預け申すからには...
吉川英治 「源頼朝」
...矢部駿州は桑名侯へお預けの日より絶食して敵讐を詛(のろ)ひて死し...
吉田松陰 「留魂録」
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