...お勝手でお汁のお鍋を温(あたた)めといで」「はい」みどりは勝手に立った...
海野十三 「空襲葬送曲」
...お得意さきのお鍋(なべ)どんに...
太宰治 「思案の敗北」
...」と女はいかにも尤(もっとも)だと云うような顔をして暖くなりかけたお鍋の蓋を取り...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...お茶碗やお鍋を洗うのをみていると...
羽仁もと子 「女中訓」
...お鍋が不審に思い...
二葉亭四迷 「浮雲」
...廻りの髪結の来ようの遅いのがお鍋の落度となり...
二葉亭四迷 「浮雲」
...その傍(そば)にお勢とお鍋が腹を抱えて絶倒している...
二葉亭四迷 「浮雲」
...暫らくすると梯子段(はしごだん)の下で洋燈をどうとかこうとか云うお鍋の声がしたが...
二葉亭四迷 「浮雲」
...お鍋の膳(ぜん)を引終るを見済ましてさて漸(ようや)くに...
二葉亭四迷 「浮雲」
...お鍋のけたたましく笑う声が聞える...
二葉亭四迷 「浮雲」
...やがてお鍋がお勢の側(そば)まで来て...
二葉亭四迷 「浮雲」
...こちらは濛々と大きなお鍋から湯気が立って...
正岡容 「小説 圓朝」
...ところが お鍋が よぢのぼるにつれて...
村山籌子 「お鍋とお皿とカーテン」
...お鍋とお皿を カーテンは にげださないで...
村山籌子 「お鍋とお皿とカーテン」
...グツ」今度はお鍋もおやかんの歌に合せて歌ひ初めました...
村山籌子 「お鍋 と おやかん と フライパン の けんくわ」
...お鍋とおやかんとフライパンのけんかはこれでおしまひになりました...
村山籌子 「お鍋 と おやかん と フライパン の けんくわ」
...お鍋とおやかんにけんかをしかけたフライパンが悪いのよ...
村山籌子 「お鍋 と おやかん と フライパン の けんくわ」
...こうして熊公お鍋みたいに悪態の吐(つ)き合いをしちまったんだ...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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