...」敏捷(すばや)い、お転婆なのが、すっと幹をかけて枝に登った...
泉鏡花 「浮舟」
...お転婆な娘だけが誘惑に堕(おちい)り易い危険性をもつてゐて...
伊藤野枝 「内気な娘とお転婆娘」
...寂しいその先生はいつも私のおしやべりや歌やそれからお転婆な動作を見ては含み笑ひをしてゐました...
伊藤野枝 「嘘言と云ふことに就いての追想」
...それをお転婆な風で手助けする娘が...
犬養健 「愚かな父」
...お転婆な真似(まね)はせず温和(おとな)しく広い板の上に腰を降ろして...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...今度は十五六のお転婆な雛妓(おしゃく)が...
谷崎潤一郎 「幇間」
...全くのところ三平は梅吉のようなお転婆な...
谷崎潤一郎 「幇間」
...お転婆な女だなと思って...
豊島与志雄 「古井戸」
...お転婆な彼の従妹の道子は...
牧野信一 「爪」
...時々国へ帰りはしたが東京にいる間は自由なお転婆な自分であっても...
若杉鳥子 「旧師の家」
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