...夜中二時頃お薄(うす)を一服のむと精神が鎮まって目がさえる...
上村松園 「健康と仕事」
...もう戴いたも同様ですからそれではお薄を一服いただきたい...
上村松園 「棲霞軒雑記」
...奥方の馬に乗ってかけ廻って作られた――心のご馳走を一服のお薄にこめて有難くいただいてその家を辞した...
上村松園 「棲霞軒雑記」
...お薄のところへはお薄と...
上村松園 「わが母を語る」
...そう云う父が子供にはひとしお薄気味悪く...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...」「どうして?」中村はなお薄ら笑いをしながら...
豊島与志雄 「変な男」
...お薄を飲む...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...なお薄青い寝衣の肱の曲目(まがりめ)と...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...お薄茶(うす)など一ぷくおたていたしましょうか」家つきのお縫(ぬい)は...
吉川英治 「大岡越前」
...姪の不手前なお薄茶(うす)を差(さ)しあげたいと存じますが」七時に...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...「あなたもだいぶお薄くなって来ましたなあ...
吉川英治 「新書太閤記」
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