...』『えゝモウお蔭様で...
石川啄木 「鳥影」
...打たれてもそのお蔭様で評判になるのだ...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...お蔭様で、写字をして、だいぶ原稿が儲かる訳になるのだがね...
大杉栄 「男女関係について」
...………お蔭様で何から何まで見物さして戴(いただ)きました...
谷崎潤一郎 「細雪」
...どうもお蔭様で有難うがす...
谷崎潤一郎 「幇間」
...お蔭様でこれ丈(だ)けでも飾りが出来ましたんですのよ...
長與善郎 「青銅の基督」
...お蔭様で、楽に寝られるだろう」「ヘエ――これでございます」番頭の新兵衛は、紺と白と二重の薬包紙に包んだ一服の粉薬を、小さい盆の上に載せて持って来たのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お蔭様で丸屋の旦那が行方知れずになっても...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お蔭様で――」お夢は焼けた鬢(びん)などを掻き上げて居ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「お蔭様でありがとうございます...
林芙美子 「新版 放浪記」
...「お蔭様で――助かります...
本庄陸男 「前夜」
...」「戻んて来ることになっとった甚吉が、戦争で戻どれんので、今年の蒔付けはどうなるかと案じましたら、お蔭様で、明日は大勢で手伝うて下さるそうで――」それから内儀さんは云いにくそうに「――飯米を、五升ほど……何せ、お昼飯など出そうと思いますんけんど……」「まさか、飯、食いに行くでもねえでしょう? お内儀さん...
本庄陸男 「前夜」
...お蔭様で助かりましたわ」媚めかしい声でそういいながら眉香子未亡人が静々と込(はい)って来た...
夢野久作 「女坑主」
...「お蔭様で助かります」という仏面(ほとけづら)と...
夢野久作 「鼻の表現」
...「お蔭様で、生きのびましたと、お礼をいいたいところですけれど」「どういたしまして...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お蔭様で命だけは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...鑑てくれとは』『お蔭様で...
吉川英治 「山浦清麿」
...お蔭様で……」村尾もまた...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
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