...あみの塩からをぺろぺろとお茶の子で...
泉鏡花 「海異記」
...人間の身体なんかお茶の子サイサイである...
海野十三 「蠅」
...お茶の子さいさいである...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...家捜(やさが)しぐらいはお茶の子さいさいで」「そんな事をしてみろ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お茶の子さいさいだよ」「チェッ」「舌打ちなんかしたって追ッつくものか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お茶の子さいさいとも思わない...
二葉亭四迷 「浮雲」
...あたかもお茶の子さいさいという風に約束している...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...こんなものはお茶の子です...
宮原晃一郎 「動く海底」
...けれども上村少佐にだつてそんなことはお茶の子さい/\だつた...
宮原晃一郎 「風変りな決闘」
...どちらかというと少しまずいお茶の子がのこっている...
柳田国男 「母の手毬歌」
...大ていはお茶の子であった...
柳田国男 「母の手毬歌」
...遅い朝飯このお茶の子ばかりは...
柳田国男 「母の手毬歌」
...やはり早朝にこのお茶の子を食っていたのである...
柳田国男 「母の手毬歌」
...両方から一時に混線して来た用向きを別々に聞き分けて飲み込んだりする位の事はお茶の子サイサイであった...
夢野久作 「鉄鎚」
...お茶の子サイサイ狃(な)れ切っとるが...
夢野久作 「近世快人伝」
...麻雀(マージャン)の聴牌(てんぱい)を当てるぐらいの事はお茶の子サイサイで...
夢野久作 「少女地獄」
...その礼(れい)をいったのさ」「あんなことはお茶の子だ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...まちがえばちょいと抓(つま)んで抛(ほう)り出すなどお茶の子だといわれているこのおばさんにしてさえ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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