...結構なお経でございます...
宇野浩二 「でたらめ経」
...ただし、漢訳のお経は、これでおしまいになっておりますが、梵語の原典にはこの真言の次に、「イテイ、プラジュニャー、パーラミター、フリダヤム、サマープタム」という語(ことば)があります...
高神覚昇 「般若心経講義」
...お経を遊ばして下さいますなら御利益でございますがと...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...丸つきりお経べい読んでゐるツていこつた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...幼い時に覚えたお経の一節を誦(ず)したいと思ふほどであつた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...トラヤアヤアヤアヤアとお経を読む真似(まね)をした...
田山花袋 「田舎教師」
...まるでお経の合唱みたいであった...
徳永直 「戦争雑記」
...これは噂によるとヘーゲル百年忌として、お経を読んだ由...
戸坂潤 「読書法」
...お経の文句を講釈して社会問題の解説に代えることが出来ると考える職業的説教家又は僧侶などに...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...せっかく血で書きかけたお経をやめてしまえば...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは何のお経だか...
中里介山 「大菩薩峠」
...西洋のお寺のお経の御本かと思いましたら...
中里介山 「大菩薩峠」
...私はそれまでにお経(きょう)の名を度々(たびたび)彼の口から聞いた覚えがありますが...
夏目漱石 「こころ」
...悪坊主の住職のお経...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...なお経験論と同じ前提に立っていると見られるところがある...
三木清 「哲学入門」
...「あの小さいお上人(しょうにん)さんがまるで鐘のような声でお経をよんでいたのは本当に凄かった...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...頭から尻までゴチャゴチャになってしまうんですからドンナに有難いお経を聞かされたって成仏(じょうぶつ)出来っこありません...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...また休息、またお経...
吉川英治 「新・水滸伝」
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