...「今度もこれでお終い」彼はびっくりして跳び上った...
魯迅 井上紅梅訳 「白光」
...「今度もこれでお終い」彼はたちまち片方の手を上げて指折数えて考えてみると...
魯迅 井上紅梅訳 「白光」
...「今度もこれでお終い」彼はひやりとして手を放した...
魯迅 井上紅梅訳 「白光」
...――これで話はお終いだ」男は言い終ると顔をあげ...
梅崎春生 「蜆」
...「もうお終いです」という声が戸内(うち)から聞こえる...
田山花袋 「一兵卒」
...そうなっては日本もお終いだ...
戸坂潤 「社会時評」
...早や差しかかる御城口――」お終いの方は...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...そして一等お終いに...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...これでお終いたアあンまり馬鹿にしているよ...
久生十蘭 「魔都」
...なぜそれでお終いなんですの」「なぜこれでお終いにしてあるかといえばだね...
久生十蘭 「魔都」
...今日の活劇はこれでお終いだ……ああ...
久生十蘭 「魔都」
...テジタイ(物理学の「音」その儘な医者の声)じりじりっと肉が焦げたらお終いだドクトルの労賃はまた素的に高い腰髄魔睡が醒めると皮をはぐような疼痛看護婦の眼は冷たく氷色の侮蔑淫売婦...
細井和喜蔵 「泥沼呪文」
...このお終いのしごとをあの男にやらせたいのだ...
室生犀星 「生涯の垣根」
...もうお終いだから我慢してね...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...おじさんの小説もこんどこそお終いになったかな...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...もうお終いのところなんだ...
横光利一 「旅愁」
...そう云えばもう二人はお終いの頂きに出ることだと気がついた...
横光利一 「旅愁」
...今は一番お終いの扉である...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
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