...」お常はお終いの一文句が自分にあてつけられたものと思って鋭く言いかえした...
犬田卯 「米」
...この小説はそれでお終いでげしょうか――何か別に落ちでも?」「は...
岩野泡鳴 「猫八」
...涙金を頂戴してそれでお終いよ...
梅崎春生 「蜆」
...私はもうお終いです...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...何もご存じないの? もう舞踏会はお終いになっちゃったんですよ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「梟の眼」
...「もうお終いです」という声が戸内(うち)から聞こえる...
田山花袋 「一兵卒」
...「この人は云い出した事を決してお終いまで云ったことがない...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...とかくお終いは芸者が背負(しょ)いこみがちのものよ...
徳田秋声 「縮図」
...だが現実的にはただそれでお終いであって...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...そして一等お終いに...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...これでお終いたアあンまり馬鹿にしているよ...
久生十蘭 「魔都」
...これでお終いだ」花子は目を瞠って...
久生十蘭 「魔都」
...なぜそれでお終いなんですの」「なぜこれでお終いにしてあるかといえばだね...
久生十蘭 「魔都」
...このお終いのしごとをあの男にやらせたいのだ...
室生犀星 「生涯の垣根」
...もうお終いだから我慢してね...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...おじさんの小説もこんどこそお終いになったかな...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...そう云えばもう二人はお終いの頂きに出ることだと気がついた...
横光利一 「旅愁」
...こうしてもう何事もなくこのまま静かにすごされるであろうか?ルパンとの闘いはもうこれでお終いになったのであろうか?ルパンはもうあきらめてしまったものか...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
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