...お目出度くなってしまいさえすれば………」これは玄鶴にも残っていたたった一つの慰めだった...
芥川龍之介 「玄鶴山房」
...お目出度いものだから鯛はよく彫られるが...
高村光太郎 「回想録」
...それはお目出度いワね...
田山録弥 「島の唄」
...そんなにお目出度く事件が片付くものかと考えて...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...「お目出度いね...
豊島与志雄 「阿亀」
...「お目出度うございます...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...お目出度う存じます」「まだ...
直木三十五 「南国太平記」
...どんなに万々歳なお目出度(めでた)かりける次第であろう……...
永井荷風 「妾宅」
...お目出度う」「お...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お目出度う――」香椎六郎はこう言って剽軽(ひょうきん)なお辞儀をしました...
野村胡堂 「天才兄妹」
...折からお目出度矢先...
樋口一葉 「大つごもり」
...夫れは調らへて上げられるやうならお目出度のだもの喜んで調らへるがね...
樋口一葉 「わかれ道」
...されどもお美尾(みを)が病氣(びやうき)はお目出度(めでたき)かた成(なり)き...
樋口一葉 「われから」
...』お目出度いマイダス王は...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...お目出度いことを云へば好いぢやないの...
牧野信一 「熱い風」
...新年お目出度う存じます...
三木清 「消息一通」
...「何が正月お目出度い」と障子を睨んで陰気にしていたときの思い出...
宮本百合子 「記憶に残る正月の思い出」
...一月五日 〔市ヶ谷刑務所の顕治宛 上落合より(封書)〕あけましてお目出度う...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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