...お目出度いものだから鯛はよく彫られるが...
高村光太郎 「回想録」
...このお正月は御男子御出生と二つお目出度が重(かさな)り...
太宰治 「新釈諸国噺」
...やあ! ほう! 今日は! 聖降誕祭お目出度う!」それは確かに七面鳥であった...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...そんなにお目出度く事件が片付くものかと考えて...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...お目出度う存じます」「まだ...
直木三十五 「南国太平記」
...下手人は其場で捕まつたよ」「それはお目出度う御座います...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「親分さん、お目出度う...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「何が可笑(をか)しい」「あの伽羅大盡(きやらだいじん)の貧乏大盡が何處迄お目出度いか解らない」「どうしたんだ」「赤酒の中に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少し人間のお目出度い樽拾(たるひろ)ひの三次といふ少年を搜し當てると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...折(をり)からお目出度(めでたき)矢先(やさき)...
一葉女史 「大つごもり」
...夫れは調らへて上げられるやうならお目出度のだもの喜んで調らへるがね...
樋口一葉 「わかれ道」
...」「それはお目出度うございました...
平出修 「二黒の巳」
...』お目出度いマイダス王は...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...お目出度いことを云へば好いぢやないの...
牧野信一 「熱い風」
...お目出度い...
宮本百合子 「思い出すかずかず」
...出来ることならお父さんに達ちゃんのお目出度(めでた)を見せてあげたいと思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私たちのお目出度はあんまり本質的すぎて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...(照れて入ってゆく)章介 ここのうちには近くお目出度いことが起りそうですな...
森本薫 「女の一生」
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