...一本(いつぽん)お燗(かん)でもないからね...
泉鏡太郎 「十六夜」
...「お燗を直しましょうでござりますか...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...お燗番(かんばん)は善慶寺の奥さんや娘さんに手伝って貰うつもりだけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...よく奥へ通して銚子(ちょうし)のお燗(かん)をしたりしているのを...
徳田秋声 「あらくれ」
...花子がお燗をしてくれ...
豊島与志雄 「田園の幻」
...一々お燗するのが面倒でしょう...
豊島与志雄 「窓にさす影」
...それに庭掃除の親爺三吉をお燗番に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お燗番(かんばん)と船頭は艫(とも)でさ」「なるほどな」「お寿はあんまりびっくりして声も出なかった...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前は」お燗番の卯八は飛付きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お燗番の卯八の文句に取合う様子もありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お燗番の卯八の懐に飛込んだり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大変なことを忘れていた」片手業にお燗番の卯八をかき退けると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「あッ」お燗番の卯八は後ろから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お燗番は金次郎の女房のお島ですぜ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――何處の世界にお燗番が自分の手で酒へ毒を入れる奴があるものか」「それに金次郎は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お燗(かん)を直すといふことにして階下(した)へ降りて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...おい」彼は立ちあがってお燗番(かんばん)を手招ぎした...
本庄陸男 「石狩川」
...「こんどのお燗(かん)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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