...八つ位のお河童姿のお園さん(栖鳳先生の令嬢)がいくつも写してある...
上村松園 「写生帖の思ひ出」
...お河童にした頭のきわめてでかい児だった...
海野十三 「深夜の市長」
...眼の大きいお河童さんの子...
豊島与志雄 「子を奪う」
...その愛嬌(あいきょう)やくだらないお座敷道具――お河童(かっぱ)さん...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...お河童(かつぱ)の女(をんな)の中(なか)に餓鬼大將(がきだいしやう)として...
直木三十五 「長谷川時雨が卅歳若かつたら」
...五ツ六ツになるお河童(かっぱ)さんの女の子であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...この界隈(かいわい)のお河童や...
中里介山 「大菩薩峠」
...可愛らしい円顔(まるがお)にお河童(かっぱ)で...
野村胡堂 「天才兄妹」
...お河童(かっぱ)の髪の上に落ちて...
野村胡堂 「向日葵の眼」
...この女性のカモジ禿げと小児のお河童頭と...
柳田国男 「故郷七十年」
...頭がお河童で、背中に甲羅のある、まるで亀の子のようなものから、褌をしめて素裸になってつっ立っているものなど、五つくらいあったと思う...
柳田国男 「故郷七十年」
...大きな硝子(ガラス)箱入りのお河童(かっぱ)さんの人形が美しい振り袖を着て立っている...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...一度もそのお河童(かっぱ)さんの処に訪ねて来ないなんて...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...もう一度あのお河童令嬢に会ってもいい...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...お河童(かっぱ)さんの人形であった...
夢野久作 「微笑」
...その低い扉(ドア)の中央にある小さな覗き窓にお河童(かっぱ)さんの額を押しつけて青白い外の月夜を覗いた...
夢野久作 「継子」
...赤茶気たお河童(かっぱ)さんをうなだれた...
夢野久作 「継子」
...泣き沈んでいる玲子のお河童(かっぱ)さんを慰めるように撫でまわしてやった...
夢野久作 「継子」
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