...八つ位のお河童姿のお園さん(栖鳳先生の令嬢)がいくつも写してある...
上村松園 「写生帖の思ひ出」
...そしてお河童頭には紅いリボンを三つも結んでいるというのがそのころの妾自身の身形(みなり)だった...
海野十三 「三人の双生児」
...お河童にした頭のきわめてでかい児だった...
海野十三 「深夜の市長」
...彼女のオーヴァに顔をつけたまま恐ろしそうに獅噛みついている絹坊のお河童頭を撫でていた...
海野十三 「深夜の市長」
...どうぞよろしく」イートン・クロップのお河童頭(かっぱあたま)がよく似合う子だった...
海野十三 「西湖の屍人」
...小ロシヤ風に前髪をお河童にした柔らかな大きな頭を...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...眼の大きいお河童さんの子...
豊島与志雄 「子を奪う」
...その愛嬌(あいきょう)やくだらないお座敷道具――お河童(かっぱ)さん...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...お河童(かっぱ)の髪の上に落ちて...
野村胡堂 「向日葵の眼」
...関屋さんも初めてお家に来た時はお河童の子供でしたが...
三浦環 「お蝶夫人」
...お河童の女の子の青んぶくれの顏を思ひ出して...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...私の姉のお河童(かっぱ)さんの姿もしばしば見えた...
水上滝太郎 「山の手の子」
...それでもやはりお河童という...
柳田国男 「故郷七十年」
...大きな硝子(ガラス)箱入りのお河童(かっぱ)さんの人形が美しい振り袖を着て立っている...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...もう一度あのお河童令嬢に会ってもいい...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...お河童(かっぱ)さんの人形であった...
夢野久作 「微笑」
...赤茶気たお河童(かっぱ)さんをうなだれた...
夢野久作 「継子」
...泣き沈んでいる玲子のお河童(かっぱ)さんを慰めるように撫でまわしてやった...
夢野久作 「継子」
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