例文・使い方一覧でみる「お殿様」の意味
スポンサーリンク...お殿様が御微行（おしのび）で... 
泉鏡花 「薄紅梅」
...今でこそ樟脳（しょうのう）臭（くさ）いお殿様（とのさま）の溜（たまり）の間（ま）たる華族会館に相応（ふさ）わしい古風な建造物であるが...
内田魯庵 「四十年前」
...凡ては父が余りに寛大なお殿様式な夢想家だったことから由来したものらしい...
豊島与志雄 「楠の話」
...グロ・ジャンがルベルに（杢兵衛どんがお殿様に）なったようなものだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お殿様へ御無礼を申し上げて」お君は...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただお殿様という名前に惚（ほ）れて...
中里介山 「大菩薩峠」
...「お殿様、わたくしが悪うございました、わたくしが悪いことを申し上げました、わたくしがお暇をいただきたいと申し上げたのは嘘でございます、わたくしはいつまでも……いつまでもお殿様のお傍にいたいのでございます、どうぞ、お殿様、よきようにあそばして下さいませ」お君は泣きながらこう言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...わたしはお殿様お一人を大切にする...
中里介山 「大菩薩峠」
...わたしは前からあんなにお殿様を恋しがりながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...わたしのお殿様は世間のお殿様のような浮気ごころで...
中里介山 「大菩薩峠」
...もうお殿様が恋しくて恋しくて仕方がない...
中里介山 「大菩薩峠」
...この家の主人に知られぬわけにはゆくまい」「こちらのお殿様は...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんな場合だからお殿様のお召物であろうとも...
中里介山 「大菩薩峠」
...（此のお殿様少々三枚目のお殿様である事）極く若い殿様である...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...お殿様が一ツ大きな欠伸をなすった...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...お殿様が、Ｔ「其の方」「娘があった喃」と訊ねられた老臣...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...殿様が嬉しそうに、Ｔ「女の仇討は珍しいぞ」老臣がイヤイヤ、Ｔ「御免蒙ります」断わられて、お殿様、悲観した...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...（Ｆ・Ｏ）Ｓ＝橋の上――夜お殿様と老臣と家臣が五名程川端を歩いて居る...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
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