...三「十人の美人をお次に控えさせました」三文字紋弥が報告すると...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...お次ぎは「カアマス・ショオ」の七人の聴取書...
久生十蘭 「魔都」
...お次は天狗が大小...
牧野信一 「鬼涙村」
...いつも、この家から、刑部の家へ、通いつけている駕籠屋というのを頼んでもらい、左右太は、源吉とお次へ、「舟で、さきへ帰るがいい...
吉川英治 「大岡越前」
...勘蔵も、実は、人なき所で、お次の口から、以後の左右太の動静を知りたくて来たらしく、すすめられるまま、腰かけて、「ふッさりと、藤が咲いたね...
吉川英治 「大岡越前」
...きょうは二人とも、明け方から、役宅へ詰めたので、少し早目に帰ろうと、一緒に役宅を出たが、彼は、思案にあまる相談事もあるから、父の屋敷へまわるといって別れたのだ」「お邪魔でなければ」「いや、お次さんこそ、ゆうべに続く今夜、疲れていなければ、来て欲しいが」「お供いたしましょう...
吉川英治 「大岡越前」
...けれど、お次は、かれが笑うほど、悲しんだ...
吉川英治 「大岡越前」
...――父が死んでも、店が繁昌しているのは、お次が、かんばん娘として、たれにも評判がよいからだった...
吉川英治 「大岡越前」
...お次さんも、しっかりせい...
吉川英治 「大岡越前」
...召捕るだけのことだ」「えっ……」お次は...
吉川英治 「大岡越前」
...お次さん、おまえの姉だといって、いつぞや家へ帰って来た島破りのお島は、いま、越前守様の苦悩の中心になっているあのお袖という女と、実の姉妹(きょうだい)だぞ」「えっ...
吉川英治 「大岡越前」
...きょうも、石神井川(しゃくじいがわ)にかかって、(岩公、いる?)と、お次は、下を覗(のぞ)いた...
吉川英治 「下頭橋由来」
...しかもなお次々と...
吉川英治 「新書太閤記」
...ただ今もむなしくお次にひかえているより...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...江戸むすめのお次(つぎ)には郷土人(いなかびと)の生活は元より...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...お次は一緒になってからよけいに...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...お次はすこし脅(おび)えながら...
吉川英治 「山浦清麿」
...清人は、お次にそっと、囁(ささや)いた...
吉川英治 「山浦清麿」
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