...この説にはなお次の困難がある...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...ござりませぬ」「吉井殿は」「お次におられましょうと...
直木三十五 「南国太平記」
...なお次々と見つけ出される...
柳田国男 「海上の道」
...大炊もまた小声で、「いえ、越後の使いが、使者の間へ通りましたときは彼方(かなた)のお小姓部屋で鈴を振って、お知らせすることになっております」「まだ鈴は聞えんな」「されば、まだお次へ、通って参りませんから」「使者のすがたも見たいが」「御覧になれましょう」と、大炊は立って、すでに二寸ほど開いている大襖(おおぶすま)のさかいを、更にもう少し開けてもどって来た...
吉川英治 「上杉謙信」
...だが、かの女へ頼んでおいた紙片(かみきれ)に、ここの場所を書いておいたことをおもえば、お次が、それを読んでいて、義平太のあとから、そっと来ていたことも、娘心として、そう驚くほどなことでもない...
吉川英治 「大岡越前」
...お次は、身のおき場がないように坐っていた...
吉川英治 「大岡越前」
...おいのちが」お次は...
吉川英治 「大岡越前」
...堀の茶漬屋で、船頭の源吉とお次に別れるとき、お次の手へ、(これを奉行所の市川義平太か、小林勘蔵に、渡すように)と托しておいた走り書の一通が、いまとなってみれば、天祐(てんゆう)だった...
吉川英治 「大岡越前」
...「いよいよ分らなくなってしまったが、……ま、お次さん、おかげで、今夜の謎の駕籠だけは、楽翁と藪八の、馴れ合いと、明白になった...
吉川英治 「大岡越前」
...「お次ちゃん、倖せ者だね...
吉川英治 「大岡越前」
...けれど、あきらめてくれい、お次さん、おれたちは、お奉行の死に殉じる覚悟だ...
吉川英治 「大岡越前」
...なお次の新手を翌日には加えていた...
吉川英治 「私本太平記」
...お次は、口ごたえもせず、破れ畳のうえに坐って、茶を入れ、茶卓を拭い、やがて又四郎のわきへ、「すこし、お温(ぬる)うございますが……」と、そっとすすめてから、「その後は、ごぶさたばかりしておりまする...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...呻(うめ)くようにお次に聞えた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...お次はさむらいの妻になりすましたように落着いていた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...帰った客のことばといい、良人の顔いろといい、お次は、胸さわぎに、答える声も出なかった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...お次は出て行った様子である...
吉川英治 「山浦清麿」
...表へ出て行ったお次が...
吉川英治 「山浦清麿」
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