...そのかわりみんなが無遠慮(ぶえんりょ)に十何本もの消息子でもって僕の腋(わき)の下でも咽喉(のど)でも足の裏でもお構いなしにさわるので...
海野十三 「海底都市」
...こんな男じゃありませんよ」悪魔は警部の言葉にお構いなく...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...それさえお構いなかったらと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...礼儀(れいぎ)も作法もさっぱりお構いなしで...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...そういう矛盾にはお構いなしに...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...「どうぞお構いなく...
豊島与志雄 「変な男」
...お構いなく往らしって下さいまし」といい...
正岡容 「我が圓朝研究」
...特別にお構いする事は出来ないが...
松本泰 「緑衣の女」
...折角(せっかく)立ち寄ってくれられたにお構いも出来ぬ――が...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...小山が少しく遠慮して「イヤモーお構い下さるな...
村井弦斎 「食道楽」
...「お構いあるな...
室生犀星 「野に臥す者」
...別してお構いは出来ませぬ...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...まだそこにいるとしてもお構いなしにはからって下さいまし...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...伊兵衛はそんなことにはお構いなしで...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...そんなものは一切お構いなしに...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...「ヘイ……つめたいお茶を一ツ……おあてものも御座いませんで……アナタ……」「……ヤッ……どうもありがとう……どうぞお構いなく……」と大きな声で云いながら...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...不法監禁お構いなしじゃと...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...嘘か本当か今実験して見様じゃないか』私はぼんやりしていたが水島はそんなことにお構いなく...
蘭郁二郎 「息を止める男」
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