...もうお志は確かに頂きました...
芥川龍之介 「雛」
...もう一度座りなよ」「お志万さんのことなら...
海野十三 「奇賊悲願」
...「おや、お志保だ...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...自分の思いがいつからとはなしにお志保の方へ引き寄せられていたのを知っていた...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...覗き込むと内にはそんな事とは少しも知らないお志保が...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...この他に後の回向をお頼みになるならお志しだいでいたします」小八は懐の紙入を出してその中から一両出して主翁に渡した...
田中貢太郎 「立山の亡者宿」
...お志を投げてやつて下さいましよ」と云ふやうな意味を...
谷崎潤一郎 「二月堂の夕」
...お志だけでもうれしいのですから...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...上人の本当のお志はもっと高尚な処にあるのだ」と論じ...
中里介山 「法然行伝」
...お志(こヽろざ)しの文(ふみ)封(ふう)は切(き)らねど御覽(ごらん)ぜよ此通(このとほ)りと...
樋口一葉 「曉月夜」
...その一切を特別なお志をもって猫にやりました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...帝のお志はますます藤壺の宮にそそがれるばかりであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...兵部卿の宮のお志が最も深く思われたことなどを思い出すと恥ずかしくくやしい気ばかりがされて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...纏頭(てんとう)の品々は中宮のお志で慣例以上の物が出された...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御出家のお志の深い院が御遁世(とんせい)になる場合もあったなら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...誰か開業のお志のある方はないか...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...最前からの其許(そこもと)のお志には...
吉川英治 「上杉謙信」
...貴下の如きお志を抱く人に...
吉川英治 「三国志」
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