...大狼狽(だいろうばい)の貫一と艶麗(えんれい)なるお志万をうしろに残して……たしかな腕前黒い森の上には戸鎌(とがま)のような月が懸っていた...
海野十三 「奇賊悲願」
...お志保がそこに坐っていた...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...自分の思いがいつからとはなしにお志保の方へ引き寄せられていたのを知っていた...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...そーっとお志保が入って来た...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...お志があれば紙代でよろしい」と突然縁がはに軸をひろげた人がある...
高村光太郎 「気仙沼」
...お志はありがとう...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...お父様のお志を継ぎ...
直木三十五 「南国太平記」
...お前のように、俺は、じっとしてはおられんからの」「産業立国」「ああ、それか?――それもいい、然し、斉彬公のお志は、天下にもあるからのう...
直木三十五 「南国太平記」
...尾州名古屋を一見なさるお志がござらば...
中里介山 「大菩薩峠」
...お志であったことが違ってしまったという恨みをお告げになるのであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...父を御追慕してくださいますお志がございましたら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「深いお志からの御微行でしたわね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮様のお志に感激しておいでになりました姫君の思召しはまた別でしたから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そしてなお志保は自分に誓うのだった...
山本周五郎 「菊屋敷」
...かくは流浪(るろう)の身の上でござる」「あっぱれご苦心のお志...
吉川英治 「剣難女難」
...……またもしそのお志なく...
吉川英治 「三国志」
...お志(こころざし)だけをうけて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...お志はかたじけないが...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索