...ところがお役所へ届けに出ると...
芥川龍之介 「雛」
...お役所の紋のついた青い水撒車を引張(ひっぱ)って...
竹久夢二 「日輪草」
...何かお役所の特別な意味でも有る言葉で...
太宰治 「親という二字」
...所謂お役所でありさえすればいい...
太宰治 「家庭の幸福」
...お役所からお達しがあり...
太宰治 「新釈諸国噺」
...略称セレクトフスカヤとか何とかいう実はお役所の一種に相違あるまい...
谷譲次 「踊る地平線」
...……お役所づとめのあいだに...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「嫁入り支度」
...町のお役所へかよつてゐました...
土田耕平 「八の字山」
...そういう商店はなんとなくお役所のように気位が高いというのか横風(おうふう)だというのか...
寺田寅彦 「二十四年前」
...お役所へ届けなくては悪かろうと思いまして...
中里介山 「大菩薩峠」
...あなたがお役所向きをすっかりよくして下すったから……まあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...昨日お役所でお目にかゝると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの向うの橋の渡り口を御覧……あすこにお役所があるだろう...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...さっきからこの様子を見ていたお役所の役人は...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...お役所の用で来て...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お役所から帰りまして...
森鴎外 「最後の一句」
...生真面目なそのころのお役所の編纂員には...
森下雨村 「三十六年前」
...例えば田舎のお役所のテーブルの下にまで...
柳田国男 「雪国の春」
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