...心の中ではお引立に預かろうと思っているんだが...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...首尾よく嬢様を掌中(てのうち)に丸め込んで旦那のお引立に預からうといふ野心があるのだ...
内田魯庵 「犬物語」
...仏様のお引立で極楽に往つたところで...
薄田泣菫 「茶話」
...それぞれお引立てに預かるようになりました...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...その番頭はお得意のお引立てにいっそう力を得まして...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...その番頭はお得意のお引立てにいっそう力を得まして...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...大将のお引立もあったんでさ...
徳田秋声 「躯」
...私の方をもお引立て願いますと...
豊島与志雄 「広場のベンチ」
...このたびは親分様のお引立てにより...
中里介山 「大菩薩峠」
...お引立てを願いあげ奉(たてまつ)ります...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...倍旧のお引立あらん事を伏してお願い申上ぐる次第でございます」陳(の)べ了(おわ)った燕尾服の男は恭(うやうや)しく一礼して見物席を見まわした...
夢野久作 「暗黒公使」
...お引立にあずかって――などと雑話に時を移して...
吉川英治 「大岡越前」
...日頃のよしみにお引立てくださるよう...
吉川英治 「三国志」
...お引立てのおかげを以て……」と...
吉川英治 「私本太平記」
...また陣中では千寿王をお引立て給わるなどお礼のことばもございませぬ」どこまで...
吉川英治 「私本太平記」
...どうぞこれからはお引立てを」はれがましそうに...
吉川英治 「私本太平記」
...北陸一の商人とか申すが」「みなお館(やかた)のお引立のおかげでござりまする」「店や住居はどこか」「御領内の神通川(じんずうがわ)に店をもち...
吉川英治 「新書太閤記」
...どうかお引立てをおねがいいたします」お喜代は...
吉川英治 「松のや露八」
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