...長くとどこおっていたお寺のお布施(ふせ)も済ます事ができまして...
有島武郎 「燕と王子」
...女房などがひそかにお布施してゐる...
飯田蛇笏 「薄暮の貌」
...夫人の手からお布施を貰われたというような話も...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...お布施を返す積りで独断(ひとりぎめ)の返事をした...
薄田泣菫 「茶話」
...その喜びとお布施とは反比例してゐた...
種田山頭火 「行乞記」
...行乞米を下さいといつてお布施を下さる...
種田山頭火 「行乞記」
...思ひがけなくお布施を頂戴して恐縮した...
種田山頭火 「行乞記」
...行乞米を貰つて下さつてお布施を下さつた...
種田山頭火 「行乞記」
...樹明君からも白米のお布施...
種田山頭火 「其中日記」
...「お坊さんがお寺からお布施をもらいに来たんだわ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...かなり多大なりと覚しいお布施(ふせ)と供物(くもつ)とを持って...
中里介山 「大菩薩峠」
...お布施(ふせ)で暮して居た...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お布施でもたんまりせしめようという魂胆(こんたん)でしょうが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...まあお布施(ふせ)でもたんまり持って来るだね...
山本周五郎 「百足ちがい」
...「お布施(ふせ)かい...
吉川英治 「新書太閤記」
...今夜は肉の一片ずつをお布施(ふせ)してやるから」豹(ひょう)のごとく...
吉川英治 「新・水滸伝」
...お布施(ふせ)を授けてくれたようなもンだ」武行者は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...お布施ほしけれや...
吉川英治 「宮本武蔵」
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