...長火鉢の抽斗(ひきだし)からお宝を出して...
泉鏡花 「歌行燈」
...子供はお宝、オタカラ/\というてあやしてゐる...
種田山頭火 「行乞記」
...「おやすみなさい」という前にどうしてもロング・チェンバーにある我らがお宝のことを熱っぽく語らないではいられなかった...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...これはお他人様(ひとさま)のお宝なのよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...お宝の勘定は悪くないものでござんしょうな」とお世辞を言ったのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...この三百両のお宝を資本(もとで)にして...
中里介山 「大菩薩峠」
...やりようによってはお宝を儲(もう)けながらの旅...
中里介山 「大菩薩峠」
...名人業であまりお宝にはならず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お鯉のお宝は減るばかりだった...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...お宝(たから)娘の武子さんを...
長谷川時雨 「九条武子」
...城では手っ取り早くお宝を見つけて分捕るように...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...二度とお宝は見つけられまい」グライドの言葉にはいちいち理(ことわり)があった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...守るお宝を持っていると納得させるために...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...下にお宝を隠してある...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...お宝ごと焼け落ちればいいわ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...この掛軸は母が一年間縫い通したもので私のお宝となって...
三浦環 「お蝶夫人」
...わたしはちょうど守銭奴がそのお宝をたのしむように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どうしたって少しはお宝が要るじゃないの」女は幽霊になっても女であった...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
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