...この家を惡しき者共からお守り下さい...
アーヴィング 高垣松雄訳 「クリスマス・イーヴ」
...どうか英雄とならぬように――英雄の志を起さぬように力のないわたしをお守り下さいまし...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...あたしはあなたを風に乗らせたり散る波の上を駈けさせたり火焔のように山の上で踊らせて上げることも出来るのにメリイ天使たちと優しい聖者たちの女王さまお守り下さい何か恐ろしい事が起りそうだ...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「心のゆくところ(一幕)」
...私もその覚悟で子供のお守りをするつもりで居ります...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...お守りをしているようなふりをしてソッとここまで抜けて来たのですわ...
海野十三 「地球盗難」
...ただお守りとして手元に置くのみでございます...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...長いあいだ気むずかしい隠居のお守りに...
徳田秋声 「爛」
...心してキリストをお守り申すがよい...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「うむ」「何を考えている」「わしは――」小太郎は、益満の眼を見ながら「父は、例の気質じゃで、今度の、お守りのことで、母を離別するにきまっている」「或いは――然らん」益満が、うなずいた...
直木三十五 「南国太平記」
...祈り、儀式的観察、魔除け、魔術の祭文、お守り、シンボル操作は、治療薬品その他の治療方法の入った治療文書と一緒になったり不明瞭にする...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...伸ちゃんのお守りをしてあげて...
林芙美子 「泣虫小僧」
...もし切るとしたら私はお守りのようにあなたの御加護をたよりますから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...まあそれのお守りみてえな事だったなあ……...
三好十郎 「樹氷」
...女の子だからよく気をつけてお守りをせい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...故院の御遺言もお守りできぬことになり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...押ッ取り刀でお守りに駈けつけましょう...
吉川英治 「私本太平記」
...途中からお守り申しあげ...
吉川英治 「新書太閤記」
...命知らずに見えながら肌には“お守り”なども人知れず持っている彼らであった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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