...南品川の叔父さんと叔母さんにお守りをされながら坊やが私を待つてゐるのです...
伊藤野枝 「ある女の裁判」
...子供のお守りの時間を利用して書くのですからなか/\まとまつたものも書けません...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一四年一一月号)」
...お守りをしているようなふりをしてソッとここまで抜けて来たのですわ...
海野十三 「地球盗難」
...私は子供のお守りをしていなければならぬ...
太宰治 「桜桃」
...ふしあわせなお母さんをお守りください!」夕がたになると...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「少年たち」
...「神様がお前をお守り下さるように...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...「うむ」「何を考えている」「わしは――」小太郎は、益満の眼を見ながら「父は、例の気質じゃで、今度の、お守りのことで、母を離別するにきまっている」「或いは――然らん」益満が、うなずいた...
直木三十五 「南国太平記」
...妹は弾丸除けのお守り袋を縫ってくれた...
原民喜 「出発」
...柱の火災除けのお守りがかっと口をあけて...
原民喜 「針」
...マッカアセイ夫人がケネスのお守りをしている間...
牧逸馬 「双面獣」
...そうして日射病よけというよりはウェヌスのお守りとなり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その上にお守りにサスガ(小刀)を一本つけて置く...
柳田国男 「故郷七十年」
...……そのお守りが...
山川方夫 「お守り」
...充分お守り下さるように」「もちろんだ...
吉川英治 「三国志」
...ここのお守り役も大抵ではありますまい」と...
吉川英治 「私本太平記」
...せっかく奪い奉った帝をどこへお守りできようか...
吉川英治 「私本太平記」
...慥乎(しっか)とお守りねがいたい」「それ程までに申すなら...
吉川英治 「新書太閤記」
...お守りしておりますゆえ...
吉川英治 「新書太閤記」
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