...「けど、そのお婆ちゃん、帝政時代の露西亜の法学士で、偉いお婆ちゃんらしいねんわ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...妙子は又その「お婆ちゃん」の逸話を持って帰って来て...
谷崎潤一郎 「細雪」
...何とその「お婆ちゃん」がスケート場に立つや否(いな)や...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そして「お婆ちゃん」も...
谷崎潤一郎 「細雪」
...その『ごぜえます』のお婆ちゃんにも会うてみたいな」と...
谷崎潤一郎 「細雪」
...………」では「お婆ちゃん」は御馳走(ちそう)の材料でも仕入れに行っているのではないか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「お婆ちゃん帰って来やはったらしいわ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...真っ先に「お婆ちゃん」が...
谷崎潤一郎 「細雪」
...………」その時「お婆ちゃん」が挨拶(あいさつ)に這入って来た...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「お婆ちゃん」はテーブルの上を一度片づけて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...露西亜人達のうちでも「お婆ちゃん」とカタリナとは日本酒を好んで飲んだ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「お婆ちゃん」が俄(にわか)に表情を厳粛にして云った...
谷崎潤一郎 「細雪」
...貞之助が「お婆ちゃん」の口真似(くちまね)をした...
谷崎潤一郎 「細雪」
...今度は独逸から英吉利へ渡るねんな」「英吉利嫌いのお婆ちゃん...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「キリレンコやお婆ちゃんも誘うたらよかったわ」「それは僕かて気イ付かんでもなかったけど...
谷崎潤一郎 「細雪」
...」「そう……」「ね、坊や! 皆うちにまだいるの?」「うん、お父さん家にいるよ、お婆ちゃんも、小母ちゃんも銀座の方にこの頃通って、とても夜おそいの、だから僕だの父ちゃんが、かわりばんこに駅へむかいに行くんだよ……」お君さんはおこったように沈黙って海の方を見ていた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...八日の午後から徳山の岩本のおばさんがカヅ子という六つのお婆ちゃん子をつれて来られ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...さだめし、お婆ちゃん、夜も文鳥を抱いて寝てござろうが、命松丸のようなオネショまでが感染(うつ)らなければいいがと案じている...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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