...お姉様(あねさん)はどう遊ばしたかしら...
泉鏡花 「活人形」
...「お姉様の死は、疑いもなく青酸中毒から来ているのです」「青酸中毒でございますって? では姉は殺されたので御座いますか、それとも自殺でございましょうか」百合子は身を震(ふる)わせながら警部の言葉を待ちました...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...真ん中がお姉様の寝室...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...お部屋へ行って……早くお姉様へ手紙を書いて...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...深雪が「妾、お姉様の、笄(こうがい)と、肌襦袢とを、持って参っておりますが、それを、お父様の、お墓の横へ――お墓を立てましては?」「姉の墓よりも、己の墓のことを考えい...
直木三十五 「南国太平記」
...お母様や伯父様やお姉様の志を継いで...
野村胡堂 「古城の真昼」
...「だって」「何がだってです」「詩子(ふみこ)お姉様がいいって仰(おっ)しゃるんですもの...
野村胡堂 「身代りの花嫁」
...「お姉様、あの化粧函を竜太郎さんの姉さんが持って来て下すったのは何時(いつ)頃?」「そうね、式の一週間も前だったでしょうか」勇美子の問が滑らかだったので、詩子(ふみこ)もツイ心安く答えてしまいます...
野村胡堂 「身代りの花嫁」
...――沢山(たくさん)のお祝物と一緒にして置いたワ」「お姉様はその間に開けて御覧になった?」「いいえ」「すると...
野村胡堂 「身代りの花嫁」
...ふたりで涙をこぼして約束したにもかゝはらず……「お姉様もずゐぶんだわ!」とみつ子は思はずには居られなかつた...
牧野信一 「香水の虹」
...「お姉様は私を軽蔑(けいべつ)なすって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「だれよりも深くお姉様を悲しんでいてくれるあなたを見ると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お姉様をおたよらせしてやったのですが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「あなたが宮様もお姉様もおいでになったころに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...するとこの時女王は急によろよろと立ち上りましたが、忽ち身を寝台(ねだい)の上に投げかけて泣き叫びました――「許して下さい、お姉様...
夢野久作 「白髪小僧」
...お姉様と一所に死にたい」と死骸に縋り付いて...
夢野久作 「白髪小僧」
...貴女のお家に災(わざわい)を致しましたのは……お兄様やお姉様を殺しましたのは...
夢野久作 「白髪小僧」
...とうとうこんな事に……ああ……済みません済みません……どうぞ……どうぞ……許して下さいましね……ゆるして……ね……お姉様……どうぞ……ね……」それは...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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