...懐育ちのお坊ちゃんなんだから...
泉鏡花 「婦系図」
...直様(すぐさま)感激する様なお坊ちゃんではなかったし...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...私は実際お坊ちゃんであったのだから...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...もっとおっとりしたお坊ちゃんのようでしたけれど...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...フロオベエルはお坊ちゃんである...
太宰治 「逆行」
...お坊ちゃん育ちだな...
太宰治 「乞食学生」
...けれども、あの人たちは僕を避けて、かげでこそこそ僕を批判し、こまったものさ、お坊ちゃんには、等と溜息をついて上品ぶっていやがるのだ...
太宰治 「新ハムレット」
...お坊ちゃんなのかも知れない...
太宰治 「正義と微笑」
...鶴見画伯のお坊ちゃんが...
太宰治 「花火」
...彼があまり善良なお坊ちゃんだったので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...お坊ちゃんらしいところがないではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...お坊ちゃんじゃけん...
火野葦平 「花と龍」
...どうしたことか山吹町の旦那様やお坊ちゃんのことをよくは云いなさいませんでしたが...
矢田津世子 「神楽坂」
...政界の一お坊ちゃん永田氏...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...高等工業にいたとかいうがチョットお坊ちゃん風のいい男だよ...
夢野久作 「近眼芸妓と迷宮事件」
...お坊ちゃん式の学生が這入って来ると...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...涙ぐましい位のお坊ちゃんに見えて来る...
夢野久作 「実さんの精神分析」
...左近衛(さこんえの)少将に任ぜられたという――厄介なお坊ちゃんであると知れたのである...
吉川英治 「大岡越前」
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