...懐育ちのお坊ちゃんなんだから...
泉鏡花 「婦系図」
...直様(すぐさま)感激する様なお坊ちゃんではなかったし...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...そうして少し不良のお坊ちゃんの面影をどこかに持って居られました...
太宰治 「風の便り」
...お坊ちゃんで外交官志望とやら聞きました...
太宰治 「きりぎりす」
...けれども、あの人たちは僕を避けて、かげでこそこそ僕を批判し、こまったものさ、お坊ちゃんには、等と溜息をついて上品ぶっていやがるのだ...
太宰治 「新ハムレット」
...お坊ちゃんなのかも知れない...
太宰治 「正義と微笑」
...「Tさんのお坊ちゃんなの?」と...
太宰治 「デカダン抗議」
...こちらのお坊ちゃんは...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「少年たち」
...ばかねお坊ちゃん……...
豊島与志雄 「操守」
...大きかですど――」お坊ちゃん育ちで気の善(い)い旦那は...
中村地平 「南方郵信」
...むかしのままのお坊ちゃんで...
長谷川時雨 「明治座今昔」
...こんなふうになって、…… 上にザラメのかかった?」「ええ、そうよ!」「ああ、思い出した! パパがいたとき、ボク、一度食べたことがある!」「乾葡萄(ほしぶどう)もいれましょうね」「ああ、乾葡萄まで!」「よろしかったら、胡桃(くるみ)もいれましょう」「それ、ボク、食べるのね!」「ええ、そうよ、お坊ちゃん...
久生十蘭 「キャラコさん」
...お坊ちゃんじゃけん...
火野葦平 「花と龍」
...いやはやどうもお坊ちゃん崩れの二十四...
正岡容 「わが寄席青春録」
...お坊ちゃん育ちの一郎と比べると格段に立勝(たちまさ)っている澤は...
水上滝太郎 「九月一日」
...あちらの旦那様もお坊ちゃんも金壺眼できょろきょろ御らんになる様子ったら...
矢田津世子 「神楽坂」
...華族や富豪のお坊ちゃん嬢ちゃんなぞがあらわす不良性は...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...涙ぐましい位のお坊ちゃんに見えて来る...
夢野久作 「実さんの精神分析」
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