...お国では御存じありませんか...
泉鏡花 「海神別荘」
...お国自慢の英国人に...
薄田泣菫 「茶話」
...「太子のお国に小説がありますか?」という私の問いに対しては...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...おばあさんに「お国の話」をさせたりしている...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...お国には東京に力となる親戚(しんせき)もないから...
徳田秋声 「新世帯」
...」と訊いて見たが、お国は、「え、ちょいと...
徳田秋声 「新世帯」
...「お国はどちらでいらっしゃいますか...
豊島与志雄 「変な男」
...お国の何(ど)の辺で...
直木三十五 「南国太平記」
...「お国や奉公人達から...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...祐吉は金ずくでお国に頼み込み...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それは」お国はあわてて口を挟みましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お国のおかげということを知っているだろう...
久生十蘭 「魔都」
...お国風に衛(まもる)さん衛さんと七つも違ふ湯村の名を呼んで居た...
眞山青果 「茗荷畠」
...「私はお国の方に親切にされたことがあるので...
柳宗悦 「全羅紀行」
...こんどこそ大丈夫だろうということです」「――お国の木なんですわね」と宇乃が呟くように云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...お国へつれていっていただけますのね」「虎之助が八歳になったらね」「宇乃はお国へつれていっていただきとうございますわ」「二年たてばゆけるよ」「坊もいっしょにか」と虎之助が云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...お国自慢の一能楽ファンである...
夢野久作 「能とは何か」
...のどかな音頭に櫓拍子(ろびょうし)の声――そして朗らかにあわせるお国口調(くにくちょう)のお船歌(ふなうた)が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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