...あなたのお国の方々を...
海野十三 「海底都市」
...お国のためはたらいている秋山技師の二人を助けだすことができたし...
海野十三 「電気鳩」
...やがて支那のお国にも役立つのだと知ったら...
太宰治 「惜別」
...お国には東京に力となる親戚(しんせき)もないから...
徳田秋声 「新世帯」
...お国は昼になっても...
徳田秋声 「新世帯」
...お国は、取っておいた鯵(あじ)に、塩を少しばかり撒(ふ)って、鉄灸(てっきゅう)で焼いてくれとか、漬物(つけもの)は下の方から出してくれとか、火鉢の側から指図がましく声かけた...
徳田秋声 「新世帯」
...上り口に蓮葉な脱ぎ方をしてある、籐表(とうおもて)の下駄は、お国のであった...
徳田秋声 「新世帯」
...」お国も素直に言って...
徳田秋声 「新世帯」
...(お母様は、お国許に、無事にいなさるかしら――)深雪は、もう一度、母に逢って、抱きしめてもらいたかった...
直木三十五 「南国太平記」
...お国も思案に余って利助に相談すると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自分の寝床へ帰って知らん顔をしていたのさ」「後添いのお国を殺したのは?」「お雪を殺すつもりだった」「すると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そこのお国家老(くにがろう)ということになれば...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...お国の前途は彼ら年輩の青年たちが...
本庄陸男 「石狩川」
...お国へ御奉公をするだろう...
正岡容 「圓太郎馬車」
...一拳を空に挙げるだけでもむだではないと思う」「するとお国許とは別行動でございますか」「そこは折衝の上だ」大助は思案するようにちょっと黙った...
山本周五郎 「新潮記」
...あたくしたちはお国のプロレタリアのためには...
横光利一 「上海」
...元成どののお国も伊賀だし...
吉川英治 「私本太平記」
...お国表の方から江戸詰に転役して参った――不破(ふわ)数右衛門でございます』そう同僚が答えると...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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