...お名前(なまえ)は? と訊(たず)ねると...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...お名前をうかがわせていただけませんか?」「申しあげられませんわ」と...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「カラー」
...ちやんとお父さんのお名前が書いてありました...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...長濱滿吉君です――お名前はお存知でせうが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...大至急お目にかかりたいって仰しゃるんですよ」「何んて人だ?」「お名前は仰しゃいませんが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「恐怖の幻兵団員」
...その時からお名前をヤマトタケルの命と申し上げるのです...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...やかましやの蔵相閣下のお名前でもつけておくんだね...
薄田泣菫 「茶話」
...「まだどこのどなたとも一向お名前も承わりまへんけど...
近松秋江 「霜凍る宵」
...その途端、富士春が「ねえ、益満さん、あの、貴下(あんた)とこのお嬢という人は、この人の手を折った人の、妹さんで、ござんしょう」益満は、庄吉に「初めて――でもないが、手前は、益休と申して、ぐうたら侍」庄吉は、周章てて、座蒲団から滑って「恐れ入ります、お名前は、それから、以前此奴(こいつ)が、お世話になりましたそうで、いろいろと――」富士春が、庄吉を睨んで、鋭く「余計なことを喋らなくってもいいよ」「ははは、逢えば、そのまま、口説(くぜつ)して、と唄の通りだの...
直木三十五 「南国太平記」
...おかあさんのお名前は?」と...
新美南吉 「名なし指物語」
...「先生のお名前でも拝借しなければ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...あなたのお名前、ほんとに綺麗ね...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...先生――あなたのお名前何んて仰しやるの?」「エア――ジエィン・エアよ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ご通行の皆様にお名前と爪判を頂戴いたしておりますんで...
三好十郎 「斬られの仙太」
...そのお名前は仰有いませんでした...
室生犀星 「帆の世界」
...お名前はなんというのかと云った...
山本周五郎 「屏風はたたまれた」
...これにお名前お所番地...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...お名前は、御相談の成る迄申しあげられませんが、さる御旗本の御隠居様でございましてな』『御用向は、どんな事をいたすのですか』『へへへへ...
吉川英治 「死んだ千鳥」
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