...俺の疑心暗鬼であったか』お人好しの僕は一概にそう信じて了ったのだった...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...この男はお人好しで...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...どうせ君はホイスラアになるには少しお人好し過ぎるんじゃ...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...お人好しの加世子の母だったので...
徳田秋声 「仮装人物」
...鴉(からす)にだってだまされそうなお人好しだよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...お人好しのことも...
中里介山 「大菩薩峠」
...無類のお人好しで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...佛樣だね」「唯のお人好しさ」そんな事を言つてゐるうちに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その癖、大のお人好しで、時には自分で紗(しゃ)の布(きれ)に刺繍をしていたりさえした...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...俺はお人好しだから俗事には疎いのさ...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...栄二は「こいつは案外お人好しだな」と思いながら...
山本周五郎 「さぶ」
...お人好しの率八と通称のある小泥棒...
吉川英治 「江戸三国志」
...六歩急いでお人好しの率八をうしろに見顧(みかえ)り...
吉川英治 「江戸三国志」
...何たるお人好しだ...
吉川英治 「三国志」
...天性のお人好しだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...お人好しかな?」迷い出すと限(き)りがない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...お人好しだったに違(ちげ)えねえ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...自分のお人好しを...
吉川英治 「宮本武蔵」
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