...使 お世辞ではありませんよ...
芥川龍之介 「二人小町」
...あれだけ才のある人は見たことがないって家元さん口癖のように云ってらっしゃるわ」「お世辞さ」「羨しいより憎らしいわ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鷺娘」
...古河市兵衛に対しては各大臣といえどもお世辞を使うくらいであると...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...その間にダンスさんはなおいろいろとお世辞を言われて...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...静枝にお世辞を使っているのだ...
高見順 「いやな感じ」
...」お世辞では無かつた...
太宰治 「津軽」
...この老婦人にはこう云う種類のお世辞が最も効果を現わすらしく...
谷崎潤一郎 「細雪」
...人々が彼女の若さや「一向歳を取らないこと」に驚いてお世辞を云ったのを...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ポオが思っていたほど非凡な人間とはお世辞にも言い難い...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...彼はその訪問者のりっぱな知人仲間だの、能弁だの、お世辞などに、惑わされてしまい、またその助言の最初の好結果に、迷わされてしまった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...近頃はもう昔のようにお世辞笑いをしなくなったばかりでなく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...などとお世辞を言っていました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ちょいちょい来るぜ」立ち戻ってお世辞を言います...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...またお世辞に云うのでもないが...
浜尾四郎 「殺人鬼」
...自分がただお世辞をいっているのか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...彼等が早合点してお世辞のために悦び迎へたのは当然なのである...
牧野信一 「歌へる日まで」
...好(よ)き想ひがお前の机の上に集るやうに――などといふお世辞が書いてありました...
牧野信一 「ランプの便り」
...これは全く御令妹(ごれいまい)のお手料理だからこんなにおいしいのだね」と柄(がら)になきお世辞を言う...
村井弦斎 「食道楽」
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