...あれはお世辞にすぎなかったのである...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...静枝にお世辞を使っているのだ...
高見順 「いやな感じ」
...あさはかのお世辞に酔ひしれて和歌が大の御自慢とはまた笑止の沙汰...
太宰治 「右大臣実朝」
...その研究生たちのお世辞に酔って...
太宰治 「水仙」
...この私のお世辞に対する喜ばしき受領証の笑いに換えた...
谷譲次 「踊る地平線」
...心にもないお世辞をも言い...
田山花袋 「蒲団」
...お定まりらしいお世辞を言ったりした...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...而も悪いことには多分にお世辞が利いているということだ...
戸坂潤 「戦争ジャーナリスト論」
...それとも一遍のお世辞ではないか――さて黙して読むことまた少時(しばらく)...
中里介山 「大菩薩峠」
...そしてお世辞がよかった...
長谷川時雨 「木魚の配偶」
...だから今もし露子が買いに行ったならば、主人はお世辞に、「旦那は今日はどうなさったんですか」位のことは云うにきまっているのです...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...見初(みそめ)ましたのと出鱈目(でたらめ)のお世辞をも言はねばならず...
樋口一葉 「にごりえ」
...市の巡査のことで何かたっぷりとお世辞を振りまき...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...お世辞もあらうが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「旦那は人好きのするかただ」コスモはこんなお世辞にこたえることのできない男である...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...ある療養客がお世辞に...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...お世辞のように黒瀬はそういったが...
山川方夫 「お守り」
...女達は皆おれの職業を聞いてお世辞を並べた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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