...お世話人衆の手によって運ばれ...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうすると、またお世話人と、お取持らしいのが両三名出て来て、仰山に、恐れ入ったふうをして、ペコペコすると、今度は、新元服に附添の、まだ前髪立ちの美少年が、振袖の袂(たもと)を翻して地上を指さしながら、屹(きっ)となって、ペコペコのお取持に向い、「御案内によりお相客として、われらも罷(まか)り出でましたが、御正客の只今、おっしゃる通り、行手にこのような大きな山があっては、越そうにも越されませぬ、取急いで、何とか、お取捌き下さい」「はっ、はっ――恐れ入りました、至急に地ならしを仕りまする」新元服の本客に劣らない、振袖姿の美少年の生意気さ――道路の上に指さして、上役が下僚を叱るような態度で、きめつけているのが、「奇妙奇妙」道庵には奇妙だが、米友にはむしろ奇怪千万の挙動に見られます...
中里介山 「大菩薩峠」
...恐縮の額に手をおいて、振袖に指さされた地上を、お世話人と、お取持が見つめて、いよいよ恐縮している...
中里介山 「大菩薩峠」
...――何事も、お世話人と、弟子共に、おまかせいたすで』『然らば』と、立会い人が、席へ退(さ)がると、斬り人は又、名を呼ばれて立った...
吉川英治 「山浦清麿」
...武器講のお世話人...
吉川英治 「山浦清麿」
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