...慶尚北道あたりのお上りさん(みたいなのが俺のそばにいたが)と同じように俺も眼を丸めた...
高見順 「いやな感じ」
...淫売(プール)を買うなんざあお上りさんの定石だぜ...
辰野隆 「二人のセルヴィヤ人」
...―――お上りさん扱いせんときなさい」だが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...こいさんも久し振にお上りさんになった積りで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...大体お上りさん式の見物に行く処であって...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...「まあこんなにあるの……」俊ちゃんはお上りさんのような恰好で...
林芙美子 「新版 放浪記」
...汽車の中には桜のマークをつけたお上りさんの人達がいっぱいあふれていた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...」俊ちゃんはお上りさんのような格好で...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...お上りさんの青年に写真をとらして...
久生十蘭 「あなたも私も」
...カメラを持ったお上りさんの青年たちは...
久生十蘭 「あなたも私も」
...帝劇の四階へ並び群玉舎也奈貴「群玉舎」はお上りさん専門の下谷の大旅館...
正岡容 「大正東京錦絵」
...お上りさんの私には東も西も分らないのである...
室生犀星 「京洛日記」
...僕なぞお上りさんに見られたらしく停車場に下りるとすぐに自動車に乘らうとして習慣的に近づかうとすると...
室生犀星 「京洛日記」
...お上りさんで一パイになる...
夢野久作 「名娼満月」
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