...マアお上りなさい...
石川啄木 「鳥影」
...まァお上りなさい...
石川啄木 「鳥影」
...さあお上り...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...また其處からお上りになつて安藝のタケリの宮に七年おいでになりました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...わざわざ天井にお上りにならなくてもいいでしょう」警部はにやにや笑いながら...
妹尾韶夫 「凍るアラベスク」
...慶尚北道あたりのお上りさん(みたいなのが俺のそばにいたが)と同じように俺も眼を丸めた...
高見順 「いやな感じ」
...どのくらいお上りになれますの」「さあ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「徴兵検査の予備検査を受けたいのです」「ほんならお上りやす」待合室に他の患者はなく...
外村繁 「澪標」
...それからお上りくださいませ」無名丸の方でも...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうぞお上り下さいませ」という丁重な言葉付(つき)である...
中谷宇吉郎 「I駅の一夜」
...まあ一ツお上りなしてハイ……信州の山深い古里を持つかの女も茶色のマントをふくらませいつもの白い歯で叫んだのです...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...「お婆さんお上り...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...サアお上り、お労れつろ、もう病気はそのいにようおなりたのか...
正岡子規 「初夢」
...「赤さんお上り、青さんお上り」「青さんお下り、黒さんお下り」「小隊進めオイ」などとしやべりながら、片方の手でガラスの外から糸を引くやうな真似をするのは、鼠骨得意の処である...
正岡子規 「病牀六尺」
...お上り下さいまし...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...飛馬に鞭をあててお上りあらば...
吉川英治 「新書太閤記」
...『どうぞお上り下さい...
若山牧水 「樹木とその葉」
...若しこれから旦那がその寺でお酒をお上りになる樣だつたら一杯でいゝから寺男の爺に振舞つて呉れ...
若山牧水 「比叡山」
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