...こちらへお上り下さいませ」と答えた...
江戸川乱歩 「鬼」
...「それなら天照らす大神(おおみかみ)に申しあげて黄泉(よみ)の國に行きましよう」と仰せられて天にお上りになる時に...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...そこで天皇がその早く還つてお上りになつたことを怪しんで...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...「さ、お上り下さい...
鈴木三重吉 「桑の実」
...此殘つてゐるだけはお上りなさい」と土瓶を三藏の膳の上へぱたんと置かれたかと思ふと「姉さん御飯を」といはれる...
高濱虚子 「俳諧師」
...どうぞお上り下さい云うて気持よう扱うたげなさい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...急にお湯をお上りなすってくださいまし...
中里介山 「大菩薩峠」
...こっちへお上りなさい」ようやく面(かお)を上げた人を見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...ともかくもお上り」といった時...
中里介山 「大菩薩峠」
...少しお上りあそばせよ」「いや...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんなところへ――何はともあれお上りやして……」十二分の面見知(かおみし)りであるらしい相手で...
中里介山 「大菩薩峠」
...先生はすまして教壇へお上りになる...
平山千代子 「カイダイ」
...私の靴の爪先にお上り...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...お上りにもならずに帰って行かれた...
堀辰雄 「楡の家」
...お上りになってお待ちなすったら直ぐでございます...
室生犀星 「三階の家」
...ウーちゃん御飯をお上り」と頭を撫でてやる...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...『お上りなさいな...
與謝野晶子 「女が来て」
...飛馬に鞭をあててお上りあらば...
吉川英治 「新書太閤記」
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