...マアお上りなさい...
石川啄木 「鳥影」
...さ何卒お上り下さいまし...
石川啄木 「鳥影」
...さあお上り...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...どうかお上りなすって」ゴリラは案外人間らしい口を利いた...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...出雲から大和の國にお上りになろうとして...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...大和に還りお上りになる時に...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...どうぞこの寝台の上へお上りになって子供の時分...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...まあお上り遊ばせ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...『まあお上り』とも云う訳に行かず...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...こちらへお上りくださいましな」といって...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうぞお上り下さいませ」という丁重な言葉付(つき)である...
中谷宇吉郎 「I駅の一夜」
...私がたづねて行くと、老人はすぐ出て來て、「さアさ、お上りなされ、お上りなされ」と框を上つたり降りたりしてうれしさうにしてゐた...
林芙美子 「旅人」
...お上りつてば‥‥」里子は返事もしない...
林芙美子 「瀑布」
...お上り遊ばして」安手な置床(おきどこ)のある二階の八畳で待っていると...
久生十蘭 「雲の小径」
...まアお上りなすって...
正岡子規 「初夢」
...お上りやす...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...「お上りなさい」と幾度も云うので...
宮本百合子 「思い出すこと」
...帝(みかど)もおわさぬ都へわざわざお上りなさるのか」と...
吉川英治 「三国志」
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