...お三時でございますよ...
鈴木三重吉 「乞食の子」
...お三時(やつ)のとき...
竹久夢二 「クリスマスの贈物」
...弁当のお数やお三時の心づかい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...お三時に、と云って冷麦の丼(どんぶり)が運び込まれたあとで、幸子だけが打ち合せのために母屋の方の一と間へ呼ばれて、未亡人と対坐(たいざ)したが、正直のところ、彼女は五分か十分も話を聞いているうちに、早くも今日の招待に応じたことを後悔する念が湧(わ)いた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...彼女はお三時の支度にメリケン粉を捏(こ)ねている下働きのお秋に聞いた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...お三時に牛乳を飲んでいると...
豊島与志雄 「牛乳と馬」
...子供たちのお三時のために...
豊島与志雄 「女客一週間」
...時々お三時があると云うことです...
林芙美子 「新生の門」
...お三時(やつ)のチヨコレートを戸棚(とだな)の中に入れておきますよ...
村山籌子 「お猫さん」
...お三時(やつ)ものどに通りません...
村山籌子 「お猫さん」
...あひるさんとにはとりさんはなかよし1お三時に紅茶をのみました...
村山籌子 「あひるさん と にはとりさん」
...彼はお三時の茶を植木やと一緒(いっしょ)にしながら言った...
室生犀星 「生涯の垣根」
...彼は老職人の村さんとお三時の時にいった...
室生犀星 「生涯の垣根」
...オヤツやお三時の起こりは存外(ぞんがい)にあたらしいものなのである...
柳田国男 「母の手毬歌」
...オヤツだのお三時だのという言葉はなくて...
柳田国男 「母の手毬歌」
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