...雲いろいろの遠山(とおやま)に添うて...
泉鏡花 「縁結び」
...「おやまた誰か来たよ...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...女形(おやま)が引込むと...
魯迅 井上紅梅訳 「村芝居」
...そのおやまは初めしずしず歩いて唱っていたが...
魯迅 井上紅梅訳 「村芝居」
...ふけおやまを罵りながら...
魯迅 井上紅梅訳 「村芝居」
...大山津見神(おおやまつみのかみ)に咲耶媛(さくやひめ)をお嫁にもらいたいとお申しこみになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...今度小山(おやま)書店から出版された「妖魔詩話(ようましわ)」の紹介を頼まれて...
寺田寅彦 「小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」」
...例令(たとえ)遠山(とおやま)は雪であろうとも...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...先生と遠山様(とおやまさま)とは堺町(さかいちょう)あたりではその昔随分御昵懇(ごじっこん)であったとかいう事だから...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...青山竜巌寺(あおやまりゅうがんじ)の笠松(かさまつ)...
永井荷風 「日和下駄」
...おやまあ御珍らしい事とか何とか話かけて見ると案のごとく...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...敵(かた)き役と女形(おやま)と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...下には薄紫に遠山紅葉(とおやまもみじ)の裾(すそ)模様のあるちりめんの長じゅばんを着て...
長谷川時雨 「明治座今昔」
...わたしは白秋さんが、かなりながく住んでをられた小田原の天神山といふ明るい孟宗竹と芝の小山に営まれた木兎の家を、引上げられる一二年前に何か所用があつて東京からお訪ねしたのを初めに、わづかの間であつたが、どうもそれが悉く春の季節で、欲深和尚が筍を盗みに現れる影法師を、木兎の家の窓から朧月を透して見物したことや、おやまあ、こんなところにもツクシンボウの芽が出てゐるぞ、ほらまた、こゝにも――と水々しい朝あけの芝を、ゆうべの踊りをおもひ出す足どりで踏んでゐた白秋さんが、何か余程貴重なものでも発見したやうに驚嘆の声をもつて指さし、その度毎に空を仰いでわらはれてゐたのをいつも今ごろになつて、どこからともなく貝の音色を感ずるやうな微風に吹かれると、突拍子もなくおもひ出すのである...
牧野信一 「城ヶ島の春」
...こんなににわかに暴風雨になるとは」こんなことを言いながら山荘の人々はこの天候を恐ろしがっていたが雷鳴もなおやまない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...小屋のある場所には御山木(おやまぎ)または歳神柱(としがみばしら)という木を立て...
柳田国男 「こども風土記」
...加賀(かが)へ進出しては尾山(おやま)の城(しろ)に...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「おやまあ……...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??