...あったかい部屋のまんなかに植えられて、そりゃあ、きれいなものでかざられていてね、金色にぬったリンゴや、ハチ蜜(みつ)のはいったお菓子(かし)や、おもちゃや、それから、何百っていうろうそくで、きれいにかざられていたよ!」「で、それから――?」と、モミの木は、枝という枝をふるわせて、聞きました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「モミの木」
...おもちゃのピストルだね...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...壮二君のおもちゃにあげてください...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...おれは貴様のおもちゃじゃないんだ...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...』ここでフランシス・スワン夫人は玩具(おもちゃ)にしていた角砂糖と薔薇のサンドウィッチを口へ入れようとした...
谷譲次 「踊る地平線」
...それからさんざんおもちゃにしたあげくに...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...その頂上におもちゃの弓をつけたような格好のものである...
寺田寅彦 「軽井沢」
...いろんなおもちゃがありました...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...来るたんびにきっと何か玩具(おもちゃ)を買って来てやった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...おもちゃじゃないか」「みんな同価(どうね)かと聞くと...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...町の玩具屋(おもちゃや)へ行ってあらゆる鳴物(なりもの)の玩具を求め...
野村胡堂 「楽聖物語」
...まるで玩具(おもちゃ)箱をひっくりかえしたように...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...こんな物をただ一つの玩具(おもちゃ)に一人で遊んでいたのだ...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...その中の白いなみがしらもまるで玩具(おもちゃ)のように小さくちらちらするようになり...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...いつか大博士は玩具(おもちゃ)のような小さな飛行船に乗って...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...」これらは決しておもちゃの盆栽(ぼんさい)ではない...
室生犀星 「生涯の垣根」
...背の高い西洋の女が手に持っておもちゃにするには好かろうが...
森鴎外 「雁」
...そこでは邪魔(じゃま)っけな玩具(おもちゃ)なんかいらない...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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