...それもおもしろいでしょう」といいながら倉地に寄り添った...
有島武郎 「或る女」
...おもしろいほど火星人の胴中(どうなか)にあたる...
海野十三 「火星兵団」
...何かおもしろいものがありますか」「おもしろいものならいくらでもある...
海野十三 「火星兵団」
...實におもしろい畫をかいたものだつたが...
竹久夢二 「砂がき」
...夫婦で、子供と犬とみんないつしよに車をひつぱつて行商してゐるのを見た、おもしろいなあ...
種田山頭火 「行乞記」
...八本松から西条までルンペン君と道連れになつた、彼はコツクで満洲から東京まで帰るのだといふ、満洲へいつたときは汽車辨当がまづくて食へなかつたのに、失敗し失職して帰るときは一椀五銭の朝鮮飯にもありつけなかつたといふ、すこし奔走して来ませうといつて、そこらの民家から握飯を貰つて、むしやむしや食べる、――おもしろい、それ以上の何物でもない...
種田山頭火 「行乞記」
...おもしろいニユースがあるといふ...
種田山頭火 「其中日記」
...歴史は繰り返すとすれば今に貴婦人たちやモガたちが等身大のリボン付きのステッキにハンドバッグでもつるしたのを持って銀座を歩くようになるとおもしろい見物(みもの)であろう...
寺田寅彦 「ステッキ」
...選びもおもしろい山根ではあったけれど...
徳田秋声 「挿話」
...なかなかおもしろい着想である...
中谷宇吉郎 「白い月の世界」
...「でも、おもしろいのは、ものをいうのに、にごりが出来ないんだよ...
林芙美子 「お父さん」
...おもしろいことがあってよ...
久生十蘭 「キャラコさん」
...すると おもしろいことに くさのやまから ぴょこんと ちゃいろい こみみのさきが とびだしているのが みえるのです...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter おおくぼゆう やく 「ばにばにきょうだいのはなし」
...そう思ってみるとおもしろいね」栄一はひとかどのいい思いつきのつもりで言ったことを...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...或る者は「書くことがおもしろいから書くんだ」と答えそうだ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...私はおもしろいと思つたのであります...
吉川英治 「折々の記」
...話はすごくおもしろい...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...この方面から考えるとおもしろい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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