...おめでたいことであるが...
有島武郎 「二つの道」
...親しみ易い与(くみ)し易い無邪気なおめでたいものとしか映らないのです...
伊藤野枝 「新らしき婦人の男性観」
...おめでたいものはないと思っていましたから...
太宰治 「虚構の春」
...そのうちきっとおめでたい話の相談があることと思いたのしみにして待っています...
谷崎潤一郎 「細雪」
...まして生れつきおめでたい...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...それこそおめでたいお正月だ!(餅はすでに貰つた...
種田山頭火 「行乞記」
...おめでたい自分の姿が...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...自然科学で真理が把握できたと信じているのはこの程度のおめでたい人々である...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...頗(すこ)ぶる御目出度(おめでたい)のです...
夏目漱石 「門」
...おめでたいことだと笑つてゐる...
長谷川時雨 「煎藥」
...おめでたい変人と思われるぜ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...これもまことにおめでたい間違(まちが)いをしているのである...
牧野富太郎 「植物知識」
...あなた様におめでたい春のめぐってくる日を...
正岡容 「圓朝花火」
...お前の生意気が段々なくなっておめでたい」と...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...友人たちも皆おめでたいと思っているようです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...だから宮本が打ちくだかれた事が無いのは、宮本にとって幸福な、おめでたい事だ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...ブノワは愚直なおめでたい人間をいう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そしたら?」「おめでたい奴じゃ! 頭からそうどなられたものではないか」「ふウむ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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