...七十七の喜の字のお祝いを致されおめでたい事どすと喜んで居りました...
上村松園 「栖鳳先生を憶う」
...新王ロロが、お待ちかねでございます」博士は、それを聞いて、たいへんよろこび、「ああ、それは、おめでたい...
海野十三 「火星兵団」
...おめでたいものはないと思っていましたから...
太宰治 「虚構の春」
...親戚(しんせき)や夫の同僚の誰彼など皆御栄転でおめでたいと云って祝ってくれる人達ばかりで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それこそおめでたいお正月だ!(餅はすでに貰つた...
種田山頭火 「行乞記」
...おめでたいおのぼりさんとして...
種田山頭火 「旅日記」
...旦那なんざお年が若いものだから――とにかく結構おめでたい事でした...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...おめでたいことなんですよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「世間の奴らはおめでたいもんだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...おめでたい限りで...
豊島与志雄 「どぶろく幻想」
...自然科学で真理が把握できたと信じているのはこの程度のおめでたい人々である...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...未来のおのろけを語るほどおめでたい話もありませんねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...御目出度(おめでたい)喜劇(きげき)を作り上(あ)げて...
夏目漱石 「それから」
...このいつもとちがうおめでたいクリスマスを祝うために...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...私たちもたまにはそんなこともあるぐらい古(!)夫婦になったというのはおめでたいというところでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...院がおめでたい年に達せられますので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ここが、何年か前に、己がおめでたい、なり立ての学生で、動悸をさせてびくびくしながら遣って来て、あの髯親爺共を信用して、6705寐言を難有(ありがた)がった所だな...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...『おめでたいというのは...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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