...おむつを畳んでゐるらしかつた...
芥川龍之介 「鵠沼雑記」
...妻は二つになる男の子のおむつを取り換えているらしかった...
芥川龍之介 「子供の病気」
...御睦(おむつま)しいように存じました...
芥川龍之介 「俊寛」
...それから園子のおむつの洗濯にとりかかっていたら...
太宰治 「十二月八日」
...そこらにおむつが干したりしてあるが...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...常蒲団や襁褓(おむつ)を届けて来た...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...母のおむつを洗ってるところへ...
豊島与志雄 「猫捨坂」
...襁褓(おむつ)を取代えてやってる所だった...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...「おむつまじい事ね...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...何かおむつかりになっておいでになりますね...
中里介山 「大菩薩峠」
...土藏から御出し遊ばして以前のやうに御睦(おむつまじ)く御暮し遊ばすやう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...他人が下宿しているのではないのだから人手がなければ赤坊のおむつも世話してやるし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...僕も今からおむつの用意をしておかなければなりませんね...
村井弦斎 「食道楽」
...女は楽しそうに小さい襯衣(しゃつ)やおむつを縫いはじめた...
室生犀星 「童子」
...おむつを替えて、なお三組ばかりわけてくれた女房もあったが、長くは続かず、やがて小屋から押し出されてしまった...
山本周五郎 「柳橋物語」
...泣き方で空腹なのかおむつが汚れたのかわかるようになったし...
山本周五郎 「柳橋物語」
...満足におむつを変えることさえ知らなかったのに...
山本周五郎 「柳橋物語」
...幼児(おさなご)のおむつが干してあったり...
吉川英治 「平の将門」
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