...「今夜ははあおまんまがうめえぞ」と言って...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...もし御飯(おまんま)はいかがでござります...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...お役人様方あ今お昼のおまんまが済んだばかしだ...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...おまんましか何にも食べるんでねえど」と母親にしつこく念を押されると...
犬田卯 「米」
...おまんまに事欠(ことか)かなかったんだし...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...何か詞をさがしてくれなきやおまんまを喰べに出かけられないぢやないか...
小穴隆一 「二つの繪」
...はやく考へておまんまをたべにゆかうよ...
小穴隆一 「二つの繪」
...―――今朝は僕がおまんまを炊(た)いてあげようか」「そう? 昨日あたしが炊いたんだから...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...すべったとかひっくりかえったとか凡そベラボーでちんぷでなさけなくはては臍茶なもんやないかないか――だがみんな生きとしいけるものはおまんまというものをいただかなければならないのが...
辻潤 「だだをこねる」
...お前らの父ちゃんから税金を捲きあげていた地主はお前らの生活を保証してくれたか?おまんまのかわりに苦(に)がい蕗のとうを喰うお前らの小さな胸にも今は強い敵意が燃えている天災だと云ってしらを切ったのはど奴(いつ)だ!「困るのは小作だけでない」そう云った代議士(地主)の言葉にウソがなかったか子供等よ! いつ地主の子供がお前等と一緒に蕗のとうを摘みに行ったかいつ...
長沢佑 「蕗のとうを摘む子供等」
...飯(おまんま)出來(でき)たぞ」勘次(かんじ)は釜(かま)から茶碗(ちやわん)へ飯(めし)を移(うつ)す...
長塚節 「土」
...明日(あした)は日曜(にちえう)だから此(こ)れつ切(きり)で歸(けえ)つてもえゝつちつたんだ」「午餐(おまんま)くつたか」卯平(うへい)はのつそりと飯臺(はんだい)の側(そば)に近(ちか)づいた...
長塚節 「土」
...ありがたいおまんまぢやないか...
新美南吉 「百姓の足、坊さんの足」
...おまんまば食わしてもらうのじゃ! そいから...
三好十郎 「斬られの仙太」
...おまんまを食べて...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...おまんまごとになれば...
山本周五郎 「ちゃん」
...やっとおまんまにありついているおまえはなんだ...
山本周五郎 「花も刀も」
...お豊は「あたしのおかげでやっとおまんまにありついている」と罵った...
山本周五郎 「花も刀も」
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